相鉄、新型車両「13000系」導入へ 「未来を見つめる顔」をデザイン
相模鉄道(本社:横浜市西区)は2025年度から新型車両「13000系」を導入します。7日の発表では、全体パースや運行開始時期、運行区間、車両情報等の詳細は伏せられていますが、車両のコンセプトや前照灯など一部の特徴が明かされました。
新型車両は、同社が2014年から進めている「デザインブランドアッププロジェクト」の第2フェーズとして、これまでの「安全×安心×エレガント」に「未来」というキーワードを加えてデザインされたといいます。
車体色は横浜をイメージした濃紺色「YOKOHAMA NAVYBLUE」で塗装。車両の前面は水を切り拓いて進む、海の生き物の流麗な造形を参考にしたといいます。加えて、「力強く頼りがいのある、それでいて優しさも感じられるような顔つき」「スピードを感じるシャープなエッジと有機的形状の融合した造形」の2つの特徴を有する模様です。
前照灯は新たに加えたコンセプトの「未来」に基づき、「未来を見つめる目」のデザインに。これを表現するためクリスタルカットされるアクリルを配置した相鉄オリジナル仕様となります。
前照灯の両端部には新たに「Concept Emblem(コンセプトエンブレム)」と呼ぶエッジの際立った部品を新設しており、より一層エレガントさを感じられる工夫を施しているといいます。
相鉄・JR直通線や相鉄・東急新横浜線の開業などで注目を集める相鉄ですが、今後も旧上瀬谷通信施設で開催される「2027年国際園芸博覧会」などで沿線外からさらに多くの利用者が訪れる見込みです。新コンセプトに基づいたデザインの新型車両を導入により、相鉄線や沿線の認知度・イメージの向上につなげるねらいです。