「調べたわけではないけれどたぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」の間違いなく日本一だと思う点
新潟県では、米どころというだけあって様々な米菓が製造・販売されている。柿の種で有名な亀田製菓や雪の宿で有名な三幸製菓も、新潟県にあるメーカーだ。
先日新潟駅に立ち寄った際にも、多種多様な米菓が販売されていたのだが……その中に「ん!?」と目を引きつけられる商品があった。
その名も「調べたわけではないけれどたぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」だ。
・食べてみた
このあられが販売されていたのは、新潟駅にある「ばかうけSTATION 新潟せんべい王国」というショップ。価格は税込み120円だった。
ショップの名前からもお分かりいただけるとおり、「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」を作っているのは「ばかうけ」を作っている「栗山米菓」。
ちなみに、栗山米菓も同じく新潟に本社を置く企業である。
ショップでは全国各地のご当地ばかうけやテイクアウト用のメニューなどが販売されていたので、新潟駅を訪れることがあったら是非足を運んでみてほしい。
「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」をお皿の上に出してみるとこんな感じ。指でつまめるくらいの小ぶりサイズだ。
さっそく一粒食べてみると……うお、本当に堅い!!
さすがに歯が折れそうになるレベルではないけれど、しっかり力を入れないと噛み砕くことができない。
食べている間、ずっとザクザクと大きな音がしているのが面白かった。「確かに日本一堅いのかもしれない……」と思わせてくる食感だ。
味はシンプルな塩味で、あられ本体の優しい甘さをより引き立ててくれていたぞ。シンプルなのに食べ飽きない味だった。
・本当に堅いのか?
このあられが堅いことはよく分かったけど……本当に他のあられと比べても堅いんだろうか。
ということで、3種類のあられを用意して食べ比べてみることにした。
まずは新潟県で広く浸透している「サラダホープ」。
今までサラダホープを食べてきて特段「柔らかい」と感じたことはなかったけど、「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」と比べると明らかに噛み砕きやすい。
こちらも塩を使ったしょっぱめの味付けだけど、サラダホープにはそこにサラダ油の風味が加わっていてまた違った味わいだった。
続いて「サラダじまん」。
こちらもサラダホープと同じくらいの堅さだ。細長いあられは、サクサクと音を立てながら簡単に崩れていった。
驚いたのはその味。てっきりこれもしょっぱい系だと思っていたのだが、どうやらえびが入っているようでほんのりと甘かった。
例えるならかっぱえびせんのしょっぱさを控えめにして、甘さを強くした感じ。とってもおいしかったので、また見かけたら買ってみようと思う。
最後は「新潟揚げ」。
「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」を大きくしたような見た目だけど、今回購入した中ではこれがいちばん柔らかかった。
食感はサクサクを通り越してふわふわと言ってもいいかも。ほんのりとした塩味と香ばしさがとてもよく合っていて、万人受けしそうな味だなと思った。
・アツい開発ストーリーがあった
ちなみにこちらのあられ、元々は「渚あられ」という商品から生まれたものだそう。
渚あられが大好きだった近畿大学の学生たちが「このあられを若い世代にも広めたい」とメーカーと共同開発を始め、完成したのが「調べたわけではないけれどたぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」だそうだ。
「なんで特設ページやパッケージの関西要素が強めなんだろう?」と思っていたけど、そんな背景があったのか……!
堅さが日本一かどうかは確かではないけれど、開発に対する熱い思いは間違いなく日本一レベルなんじゃないかな。
皆さんもこのあられを見かけたら、是非日本一かもしれない硬さを体験してみてはいかがだろうか。
参考リンク:調べたわけではないけれどたぶん日本一堅くてやみつきになるあられ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.