待ち時間はたったの3分。キッチンカー「3minutes」のクレープ。
キッチンカー「3minutes」の最大の特徴は、その名の通り、3分以内にクレープができあがること。新潟市内だけではなく、魚沼市や長岡市、五泉市にも出店している、今注目のクレープ屋さんです。19歳からキッチンカーでクレープを作っている店主の長谷川さんに、キッチンカーをはじめた理由や、クレープのこだわりについて、西蒲区の複合施設「マキエキマエ」でお話を聞いてきました。
3minutes
長谷川 詠大 Eita Hasegawa
2003年燕市生まれ。高校を卒業後、2022年5月からキッチンカーをはじめる。趣味はサウナに行くこと。おすすめの施設は「じょんのび館」。
20歳になる前に。思い立ってはじめたキッチンカー。
――今日はよろしくお願いします。長谷川さんはキッチンカーをはじめて2年経つそうですね。
長谷川さん:19歳のときにはじめました。それまではアルバイトをしていたんですけど、なんか違うことをやりたいと思っていたんです。20歳になるし、いい区切りだと思ってキッチンカーをはじめました。
――キッチンカーを選んだのには、理由があったのでしょうか。
長谷川さん:もともとキッチンカーに興味があったんです。キッチンカーで何をやろうって考えたときに、中学生のときから好きだったクレープを選びました。前から、クレープ屋さんにあるような鉄板を自分で買ってクレープを作るくらいには好きでしたね(笑)
――鉄板を買ってしまうほど……。お店をはじめるときに不安はなかったのでしょうか。
長谷川さん:特になかったですね。っていうのも、やりたいなと思ってからすぐ行動に移したので、不安に思う暇がなかったんです(笑)。はじめれば、なんとかなるだろうと思っていました。
――すごい行動力ですね。
長谷川さん:すぐキッチンカーを買ったので、親にも相談していなかったんです(笑)。親も最初は驚いていましたけど、「やるなら責任もって、頑張って」と言ってもらえました。
――どういった経緯で「3minutes」という名前になったのでしょうか?
長谷川さん: 友達が考えてくれたんです。響きがいいよねっていうことで「3minutes」になりました。「3」の部分にこだわりはなかったんです。この名前にしたっていうのもあって、3分でクレープを作ることにしました。
どんなメニューも3分で。みんなで食べられるクレープを。
──じゃあお店のコンセプトもやはり……?
長谷川さん:全メニューを3分で作ることができる、ということですね。
――現在どれくらいメニューがあるのでしょうか。
長谷川さん:今は20種類くらいあります。今後は50種類までメニューを増やしていきたいと思っています。
――長谷川さんおすすめのメニューを教えてください。
長谷川さん: 抹茶のクレープですね。京都の宇治抹茶を使用した生地で作っています。すごく濃いというわけじゃないんですけど、しっかり抹茶の味を感じることができる生地になっています。抹茶の生地の中でも特におすすめは「抹茶チョコバナナ」です。よかったら食べてみてください。
――ほんとだ、しっかり抹茶を感じることができますね!
長谷川さん:バナナを1本使っているので、食べ応えもちゃんとあります。他にも甘くない「おかずクレープ」も3種類用意しています。販売していくなかで、甘いのが苦手な方が結構多いと感じたんです。それでおかず系のクレープを作ったら美味しかったので、販売することにしました。
――甘いのが苦手な人も食べられるメニューはありがたいですね。ところで、キッチンカーの内装や外観がとてもかわいらしいのですが、こちらは長谷川さんが手がけたのでしょうか?
長谷川さん: もともと内装をいじるのが好きだったので、キッチンカーの壁や電飾は自分でやりました。キッチンカー全体の雰囲気をアメリカンにしたくて、カウンターに置いてあるおもちゃとか、幕や看板をポップな感じにしています。
――かわいいおもちゃが並んでいますね。
長谷川さん:子どもと接するのが好きなんで、子どもたちが立ち寄りやすいような見た目がいいと思ったんです。子どもが好きそうで、かつ自分も好きなおもちゃを置いて雰囲気を作っています。
――どこで出店してもすぐ見つけられますね。長谷川さんはどんなときにキッチンカーのやりがいを感じるのでしょうか。
長谷川さん:クレープを食べたお客さんから、おいしかったって言ってもらえるときがいちばん嬉しいですね。一緒に出店している周りのキッチンカーの方の支えもあって、楽しくやれています。
――今後の目標を教えてください。
長谷川さん:結構先になるかもしれないですけど、自分のお店を出したいですね。まずはキッチンカーで頑張って、ゆくゆくは地元の燕市で店舗を持てたらいいなって思います。
3minutes