六本松~浄水通エリアで発見!休日に行きたい絶品カレー店4選
夏に食べたいものと言えば、やっぱりカレー!近年、福岡では本格的なインドカレーやスパイスカレーなど、さまざまな種類のカレーを提供する店が急増中です。今回はその中から、六本松~浄水通エリアで見つけた魅力的なお店をご紹介。お休みの日は、街ブラと合わせて美味しいカレーを味わいに出かけてみませんか?
六本松~浄水通エリアは魅力的なカレー店が点在!
カレーの名店がひしめき合う福岡の街で、今回注目したのは地下鉄七隈線沿いにあり、アクセス良好な六本松~浄水通エリア。商業圏と住宅街が混在し、隠れた名店や個性あふれるカレーを提供する店が集まる、まさにカレー愛好家にとっての楽園です。今回はその中でもオリジナリティあふれる、4店舗を厳選してご紹介します。
本格インドカレーとナンの間違いない組み合わせ「フォーシーズンミラン六本松店」
地下鉄六本松駅から徒歩5分、油山観光通り沿いに店を構えるインド料理店。2007年のオープン以来、学生さんや近隣住民を中心に長く親しまれています。ちなみに、ここ六本松店の他に博多駅前、大名、小戸(西区)にも店舗を展開している人気店なのです。
名物は、本場インドから取り寄せた30種以上のスパイスを使い、インドで修行したネパール人シェフが作るインドカレー。本格的な味ですが、来日して35年になるオーナーのバハドゥルさんが「日本人が好きなスパイスのバランス」を追求し、辛さも細かく調節できるのでインドカレー初心者でも美味しくいただけます。
そんなカレーと相性抜群なのが、表面はカリッと、中はもっちりの絶妙な食感を堪能できる釜焼きナン。プレーンの他にも、ほうれん草入りやチョコレート入りなど、多彩なナンを味わえるのも魅力です。
ランチタイムにはお得なカレーのセットが種類豊富に用意されていますが、その中でも2種のカレーをお得に楽しめるのがダブルカレーランチ(990円)。
スパイスが効きつつもコク深い「チキンカレー」と、カリフラワーやじゃがいも、インゲン豆などの野菜をたっぷり使った「ベジタブルカレー」に、ナンかご飯、野菜サラダにパパド(豆のせんべい)がセットになってボリューム満点!
ランチセットの他にも、炭火焼き料理やビリヤニ、コース料理などメニューが充実しているので、マルチなシーンに活用できますよ。
【フォーシーズンミラン 六本松店】
住所:福岡市中央区六本松4-9-10 [map]
アクセス:地下鉄六本松駅から徒歩5分
営業時間:11:00~15:00、17:00~23:00
定休日:なし
TEL:092-731-3132
駐車場:なし(近隣にコインパーキング有)
HP:https://fourseasons-milan-ropponmatu.owst.jp/
浄水通のカフェで味わう“出汁”のカレー!「カフェ・マールツァイト」
福岡市屈指の高級住宅街として知られ、緑豊かな環境の中にレストランやギャラリーなどが点在する浄水通。その一角に「カフェ・マールツァイト」はあります。ガラス張りの入り口が開放された、ヨーロッパのカフェを思わせる外観が目印です。
こちらのお店を切り盛りするのは、イギリスやイタリア、アイスランドでシェフを務めた明瀬シェフ。その経歴からフレンチやイタリアンの料理人かと思いきや、なんと和食料理人というから驚きです。
メニューもユニークで、出汁を使ったカレー「出汁カレー」や、自家製パンのサンドイッチやフレンチトースト、さらにはステーキ定食やヒレカツ定食などの定食類まで幅広く揃い、肩肘張らず、気軽に味わえるのも魅力です。
さて、今回のお目当てはネーミングから興味をそそる「出汁カレー」。海老・ポーク・チキンの3種類がありますが、その中でも大きなエビフライを2尾楽しめる「出汁カレー・海老」(1600円)をオーダーしました。
見た目からインパクトがありますが、スプーンを入れるとさらにびっくり。カレーの下には、卵で包まれた塩レモンライスが入っているのです。
「カレーと卵、塩レモンライスの3つが合わさることで味が完成する」と明瀬シェフが言うように、和・洋・中の出汁を合わせたまろやかなカレールーと卵のコク、爽やかな塩レモンの風味が合わさり、後味はカレーを食べたとは思えないほどスッキリ!
米粉でカリッと揚げたエビフライとの相性も抜群で、幸せな満足感に包まれる1皿です。
【カフェ・マールツァイト】
住所:福岡市中央区浄水通3-2 [map]
アクセス:地下鉄桜坂駅から徒歩13分
営業時間:11:30~16:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜・木曜
TEL:080-2987-2112
駐車場:なし(近隣にコインパーキング有)
詳細はこちら:@cafemahlzeit
隠れ家のようなアート空間でスパイシーなひと時「アトリエてらた」
地下鉄六本松駅から歩くこと約10分、閑静な住宅街の小高い丘の上に、緑に覆われた建物が見えてきます。
この2階に店を構えるのが、今回ご紹介する「アトリエてらた」。
ドアを開けると、壁一面に描かれた大胆かつ鮮やかなアートが目に飛び込んできます。
こちらは福岡出身の画家・寺田健一郎氏の作品です。氏の息子さんご夫婦が「かつてアーティストが集っていたアトリエを復活させたい」と、カフェギャラリーとして大切にこの場所を受け継いでいます。
そんなアート空間で味わえるのが、パスタやスイーツ、お酒にあう一品料理などのバラエティ豊かなメニュー。
中でも看板メニューとして親しまれているのが、「ヤッホーカレー」(1,050円)です。
佐賀県吉野ヶ里町で前身となるカフェを営んでいたことがあり、そこが山に囲まれていたので“やまびこ”から“ヤッホー”と名付けられたそう。見た目には欧風カレーのようなシンプルな佇まいですが、ひと口食べるといい意味で期待を裏切られます。
程よいスパイシーな辛さと深いコクがあり、箸ならぬスプーンが止まらぬ美味しさ。12種のスパイスを使い、カシューナッツのペーストを加えることで味をまろやかにしているのだとか。ご飯はSサイズ(200g)、M(250g)、L(300g)にしても値段が変わらないのも嬉しい!
夜はビールやウイスキーなどのお酒を楽しめるバータイムに。ご飯とソースの量が半分になった「ヤッホハーフ盛り」(660円)もあり、お酒の“アテ”にするのもいいかもしれません。
【アトリエてらた】
住所:福岡市中央区六本松3-5-28 [map]
アクセス:地下鉄六本松駅から徒歩10分
営業時間:12:00〜15:00、17:30〜翌1:00
定休日:不定
TEL:092-771-4445
駐車場:1台
HP:https://atorieterata.com/
素材の旨みが凝縮!レアなパキスタンカレー「Base Bomb(ベースボム)」
城南区役所近くに店を構えるスパイスカレーの店「Base Bomb(ベースボム)」。この場所では週に3日(火曜・木曜・土曜)子ども食堂が運営されており、その定休日に間借りする形で営業されています。
スパイスカレー店と言ってもこちらの看板メニューは「パキスタンカレー」という福岡ではあまり馴染みのないカレー。水を使わずにオイルで具材を煮込むことが特徴で、同店ではオリーブオイルを使って鶏肉や玉ねぎ、トマトペーストなどの具材に9種のスパイスを加えて煮込んでいるそうです。
「風味を楽しんでいただけるように、クローブやカルダモン、クミンなど香りがよく立つスパイスを使っています」と、店主の月足さん・あずさんが教えてくれました。
「パキスタンカレー」は単品(1200円)でも味わえますが、他のカレーとの“あいがけ”も人気。爽やかな青唐辛子とまろやかなココナッツミルクが絶妙にマッチする「グリーンカレー」とのあいがけ(1650円)は鉄板の組み合わせなのだとか。
通常は子ども食堂営業日以外の月曜・水曜・金曜・日曜に営業していますが、地域のお祭りやフードイベントに参加することも多く、不定休になることもしばしば。営業日に関してはお店のインスタグラムをチェックしてくださいね。
また、パキスタンカレーともう一つ看板メニューの「ガパオライス」(1200円)は、系列の中央区薬院にあるネイルサロン「Bijou(ビジュー)」にてテイクアウトという形でイートインができるというユニークなサービスもスタート。テイクアウト利用には前日までの予約が必要なので、こちらも詳細はインスタグラムからお問い合わせを。
【Base Bomb】
住所:福岡市城南区別府1-22-16 [map]
アクセス:地下鉄六本松駅から徒歩10分・地下鉄別府駅から徒歩3分
営業時間:11:30〜15:00(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜・木曜・土曜(ほか不定休あり)
TEL:080-2691-4816
駐車場:なし(近隣にコインパーキング有)
詳細はこちら:@base_bomb_0331
(Bijouの詳細はこちら:@bijou_nailsalon_0511)
一言に「カレー」と言ってもどの店舗のカレーも特徴が全く異なり、実に個性豊か。街歩きをしながら、カレーを味わうのも面白いと思います。紹介したお店の他にも、このエリアには多くのカレーの名店があるので、食べ比べするのもいいかもしれません!