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妙高市が「道の駅あらい」をリニューアル 活性化や防災機能強化へ基本構想策定

上越タウンジャーナル

新潟県妙高市は老朽化が進む「道の駅あらい」をリニューアルする。基本構想を策定し2025年6月、明らかにした。商業エリアの回遊性向上や、バイオマス発電施設、災害時は救助隊の活動拠点となる芝生広場などの整備を盛り込み、にぎわいづくりや防災機能強化を目指す。

《画像:リニューアルする道の駅あらい》

道の駅あらいは上信越自動車道新井パーキングエリア(PA)に隣接した国道18号西側の同市猪野山に、総合案内所や飲食店などを備え、2000年にオープン。2020年には国道18号を挟んだ東側の同市長森にエリアを広げ、農産物直売所や防災広場などを設けた。県内唯一の「防災道の駅」に登録されている。

2019年には約304万人だった来場者数が、コロナ禍を経て、2023年には約278万人と減少。西側は施設の老朽化も進んでいることから、リニューアルを検討してきた。国交省が地方創生などを目指す道の駅のリニューアルを重点的に支援する事業にも選ばれている。

《画像:改修イメージ案(2025年6月27日全員協議会資料より)》

西側をにぎわいづくり、東側を防災機能強化の観点でまとめた。西側は新井PAのトイレや観光案内所のくびき野情報館、飲食物販施設の四季彩館ひだなんがあるエリアに、同様の機能のほか、会議室やイベント広場などを備えた拠点施設を整備するとしている。飲食店や土産店が並ぶ商業エリアは、サインや遊歩道を設け回遊性を向上させる。

《画像:拠点施設を整備する西側エリア》

東側は四季彩館みょうこう周辺に安定した電力供給のためのバイオマス発電施設、平時は音楽やスポーツイベントの開催ができ、災害時は緊急救助隊の車両が入れる大芝生広場、撮影スポットとなる花畑などを備える。

このほか健診施設の移転や移住定住相談窓口の設置、まちなかとつなぐオンデマンドバスの運行なども想定している。

《画像:芝生広場やバイオマス発電施設を設ける東側エリア》

本年度中に具体化した基本計画を策定し、2027年度着工、2028年度内の完成を目指している。

6月27日の市議会全員協議会で市観光商工課は「基本構想はあくまでこれからの道の駅像を示したもので、全てが事業として形になるものではなく、これから具体化していく」と説明した。

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