<義母の失言にムカっ!>嫌味な義母、幼い娘を危険にさらして開き直り?……もう限界ッ【まんが】
私(サナ)は旦那のサトシと保育園に通う娘との3人家族です。車で1時間ほどの場所に義実家があり、義母は義姉のミスズさん夫婦と暮らしています。私は義母がとても苦手。義理の親だからではありません。人としてあまり関わりたくないタイプなのです。とはいえ穏便に付き合っていきたいと思い、何か用事があるたび家族で義実家を訪れていますが……。結婚以来、義母に何か言われるたび私は腹立たしい思いをさせられてきました。
義姉によると、義母の失礼な発言は「病気の後遺症のせい」なのだそうです。だからといって義姉は発言をたしなめるわけでも私に謝るわけでもなく、義母の横でうなずいているだけ。私はどんどん義実家が苦手になっていきました。
そんなある日、事件は起きたのです。休日に家族で義実家に行ったときのこと……。義母が娘のためにコップに牛乳を注いでくれました。飲もうとして口を近づけた娘が、何かおかしいと気づいたらしくクンクンと匂いをかいでいます。
私は結婚以来ずっと、義母の失礼な物言いを我慢してきました。だからなるべく会う機会を減らして、義実家に何かの用事で呼ばれる以外は付き合わないようにしていました。それなのに「孫の行事に呼んでくれない」と泣くんです。まるで私が悪者みたいに……。 それでも旦那にとっては大事なお母さん、娘にとっては血のつながった祖母だしと思って耐えてきました。しかし娘を危険にさらし、それを指摘してもシレっとした顔。のんきに「見間違えたのかしら~」なんて言うんです。私の怒りは最高潮でした。
【義姉の気持ち】母のフォローは私が!弟夫婦に頭を下げたのに
私はミスズ。結婚してから父が亡くなり、今は夫とともに実家で母と同居しています。弟サトシは車で1時間ほどの場所で、妻のサナさんと幼い娘と暮らしています。母は病気を患った後、後遺症なのか何かと失言をすることが多くなりました。そしてある日、母は間違って期限切れの牛乳やお菓子をサトシの娘に出してしまいました。幸い口にする前だったのですが、サナさんは激怒したようです。私は弟夫婦の家へ謝罪に向かいました。
母に悪気はないのです。そう言って必死に謝罪しましたが、サナさんは納得がいかないようでした。たしかに怒るのももっともだと思います。でも母は病気で倒れてからうまく適切な言葉が出てこないだけ。その後遺症だろうと思うのです。
しばらくはサナさんとの付き合いもうまくいっていたのです。しかしある日、どうしても私に予定をずらせない用事が入ってしまいました。くれぐれも余計なことを言わないよう、念には念を入れてうるさいぐらい母に注意したのに……。
間違って期限切れの牛乳やお菓子を孫に出してしまい、サナさんを怒らせてしまった母。もう孫に会わせてもらえないのではないかと、悲痛な表情でずっと泣いていました。だから私はすぐさま弟夫婦の家に謝罪に行き、必死に頭を下げて許してもらったのですが……。 あれだけきつく言っておいたのに、母はまたサナさんを怒らせたそうです。今度はいったい何をしたんだか……。でもサナさんもそこまで怒ることはないと思うのです。母の言動は病気の後遺症のせいなのですから。
弟嫁「もう二度と会わない」神経質すぎない?
帰宅した私は母に詳しい事情を聞きました。
あぁ、そういうことかと納得しました。母は「軽症でよかったわね」と伝えようとして、言葉足らずになってしまったのです。まったく悪気なんてないのです。こんなに怒るなんて、サナさんもちょっと神経質すぎるんじゃないの……?
後遺症のせいなんだから、サナさんも理解してくれてもいいのに……。もう孫に会えないと思うと母は精神的に不安定になり、悲痛な表情で泣くのです。私はせめて孫だけでも連れてきてくれないかと頼みましたが、断られました。
母はサナさんに「軽症でよかったわね」と言いたかったところを、言葉がうまく出ずに「よかったわね」になってしまったとのこと。そこへ数年前に近所の人から聞いた「保険金が出た」という話の記憶が加わり、頭のなかで混ざってしまったのでしょう。サナさんは「お金が入るから感染症になってよかった」と母が言っていると思ったのかもしれません。たしかにそうであれば怒る気持ちも分かるのですが……。 それにしてもサナさんは、もっと事情を理解してくれていると思っていました。さらにサトシまで私のことを責めてきて……。しかも「本当に後遺症のせいだと思ってる?」とはどういうことでしょう。私はとても納得できません。
後遺症じゃなくて性格が悪い?弟に指摘され……
サトシの話を聞いて思い出しました。たしかに父は、母のことでよく近所の人たちに謝っていた記憶があります。母が病気になって私がフォローをするようになったのは、父が亡くなった後のこと。そう、母の言動は昔から変わっていなかったのです。
母は病気の後遺症のせいで人を不快にさせていたわけじゃない。もとからそういう性格だったのです。父に代わって謝らなければならなくなって……私はきっと「病気のせいでこうなんだ」と思い込まなければやっていられなかったのです。
これまでの私は母が誰に何を言っても、そこまで気にしていませんでした。神経質な人が母の発言を気にしているだけだと……。むしろ母の言動を責める人のことを、なんて冷たいんだろうと考えていたくらいでした。きっと心のなかで「後遺症の影響で言葉が足りないだけ」と思い込んで、母のフォローに追われる自分をなぐさめていたのです。 けれどサトシに「後遺症のせいなんかじゃない」と指摘されてハッとしました。そうであるならば、母や私が無神経だったということなのでしょう。そのことに気づいた今は、なんとか母に改心してもらおうと思って奮闘中です。