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基準地価 両市町で上昇 基準地別住宅上昇率は浜竹が県1位

タウンニュース

神奈川県は9月17日、土地取引価格の目安となる基準地価(7月1日時点)を発表した。茅ヶ崎市と寒川町では住宅地、商業地ともに、前年比で上昇した。

調査は県内961地点で実施。住宅地、商業地いずれも継続地点のうち約9割で価格が上昇した。

有数の上昇率

茅ヶ崎市の住宅地の平均価格は22万200円(前年20万7000円)で、平均変動率は5・5%の上昇。駅徒歩圏の需要が旺盛で、特に辻堂駅西側では、大型商業施設や海岸への近接性、画地の細分化等から継続して強い上昇傾向が見られ、さらに、これらの需要が郊外部まで広がったという。

基準地別住宅地上昇率でも、浜竹2丁目2710番4「浜竹2の7の6」が12・7%(前年11・1%)で県内1位となっている。価格は33万8000円(前年30万円)。共恵2丁目11935番11外「共恵2の4の34」も10・0%(前年8・7%)で6位に入った。価格は33万円(前年30万円)。

商業地の平均価格は42万4千円(前年40万2000円)で、平均変動率は11・4%の上昇となった。人口増加を背景に、JR茅ケ崎駅周辺において小中規模飲食店の店舗需要等の増加があり、継続して強い上昇傾向が見られたとしている。上昇率では、川崎区に次いで県内2位だった。

工業地は11万6000円(前年10万8000円)で平均変動率は7・4%(前年4・9%)。

政令市を抜いた全用途の平均変動率では、6・2%で1位。県平均は4・1%だった。

商業地を新設

寒川町の住宅地平均価格は12万3000円(前年11万8200円)で、平均変動率は3・5%(前年2・4%)の上昇だった。

商業地は18万3000円(新規)。全用途では12万5500円(前年10万8900円)で4・4%(前年3・1%)の上昇、工業地は7万8000円(前年7万2000円)、平均変動率は8・3%(前年5・9%)だった。

県全体では、住宅地は3・2%(前年2・1%)で3年連続の上昇。商業地は6・2%(前年4・3%)、工業地は7・4%(前年5・2%)でそれぞれ12年連続の上昇となった。各用途とも上昇傾向が継続しており、前年に比して上昇率が拡大する結果となったという。

不動産鑑定士の四家俊英さん(湘南シティアプレイザル/平塚市)は地価の情勢について、「土地建物の価格が、物価上昇以上に上がっている。今後は、これまでのような地価上昇はないのでは」と話している。

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