<後悔するよ>ベビーカーでエスカレーターに乗るママ、危険です!エレベーターはいつも満員だけど…
子どもをチャイルドシートに乗せないまま走行する車など、ときに驚くような行動を取るママを見かけることがあります。ママスタコミュニティに、そうした危険を目にした方からの投稿がありました。それは子どもをベビーカーに乗せたままでの、エスカレーター利用です。
周囲はドン引き。当人はどんなに危険かわかっていない?
投稿者さんが目にしたのは、1歳くらいの子を乗せたままのベビーカーが下りエスカレーターに乗せられている光景。ハラハラしながら見守ってしまったといいます。
『赤ちゃんは前向き、ベビーカーはエスカレーターの段とほぼ直角の状態だった。ゾッとした』
地元のショッピングセンターでの出来事だったそうです。投稿者さんにも幼いお子さんがいるようですが、外出時は抱っこ紐を利用しているとのこと。「そんなにエスカレーターに乗りたいなら、抱っこ紐を使えばいいのに」といいます。
『危ないからやめてほしい』
そうした行動を取るママに対しての批判コメントが相次ぎました。「デパートとかでは『危ないのでおやめください』とアナウンスが流れているよ」といった声も複数ありましたが、それでもやめないママはいます。
『エスカレーターに限らず、そうした注意喚起のアナウンスは街中でけっこう流れている。聞いてない人が多いのかな』
エスカレーターを使うママたちは、危険性に気づいていないのでしょうか。アナウンスをはじめとする注意喚起があれば気づくはずですが、そもそもそれが自分に向けたものと考えていないのかもしれません。「悲惨な事故がたくさん起きているのに。ニュースとかを観ない人たちなのかな」というコメントもありました。 とはいえ注意喚起に気がつかなくてもニュースを目にしていなくても、それが危険な行動なのは誰にだってわかります。少しの想像力さえあれば。
『義母と出かけたとき。ベビーカー移動するのにエレベーターを探していたら、「エスカレーターあるよ」と普通にいわれて驚いた』
想像力が及ばない人は、一定数いるようです。やっている当人の目線からは、意外にその危険性がわからないのかもしれません。しかし、その光景を目にした周囲の人は……? 「本当に怖い」「ドン引きするし、軽蔑する」といった声が溢れました。
エレベーターはいつでも激混み。いつまでも待っていられない?!
批判コメントに混じり、少数ですが「私もやっている」「やったことがある」という声もありました。
『10年以上前だけど、エレベーターがない駅で私もよくやっていた。事故にならなくてよかった』
運がよかっただけでしょう。しかしこの方のいう「エレベーターのない駅」のように、ついエスカレーターを使いたくなるシチュエーションはあります。
『大人がふたりのときはやっちゃう。エレベーター、混みすぎているもん。大きなキャリーケースをひとり2個ずつ持ったインバウンドの人が5〜6人いたときは、エレベーターを3回見送った』
大人がふたりということは、ひとりが下でベビーカーを支えるということでしょうか。 「エレベーターを探して、遠回りしないといけないことも多い。やりたくなる気持ちはわかる。しないけど」というコメントもありました。約束の時間が迫っていたりすると、ついエスカレーターに向かってしまうママもいそうです。たしかに駅やショッピングビルのエレベーターは、常に混んでいる印象です。さらにこの数年は激増したインバウンドなど、旅行者が大きなスーツケースを引いて移動する姿をよく見かけるようになりました。
『大型スーツケースを引いてエスカレーターに乗り、転げ落ちそうになっていた人を助けたことがある。それ以来、スーツケースの危険性も考えるようになった』
「ベビーカーはまだ手で掴んでいるけど、スーツケースは手を離して乗っている人も多い」という指摘もありました。スーツケースもやはりエレベーターを利用したほうが安心なのは、間違いありません。スーツケースが増え、ますます混むようになったエレベーター。こうした事情もあり、ベビーカーが利用しにくくなっている状況が増えているのかもしれませんね。
幸運はいつまでも続かない。取り返しのつかないことにしないために
『ベビーカーごと落ちたら最悪子どもが死ぬし、他人を巻き込んでケガさせたら賠償もの』
下りエスカレーターで、自分の後ろにベビーカーが乗ってきたら? 上りエスカレーターで、自分の上にベビーカーがいたら? ベビーカーがバランスを崩して落ちてきた場合、どちらも巻き込まれる危険性があります。上りならまだベビーカーの存在を確認できても、下りはそうもいきません。「見かけたら、できるだけ距離を取るようにしている」という方もいました。
『エスカレーターで下っていたら、後ろからベビーカーが転がってきて私に衝突し、転倒。私も赤ちゃんも救急車で運ばれた』
実際に恐ろしい体験をした方もいました。「エスカレーターに乗っていたら、上から人が落ちてきたことがある。あれがベビーカーだったら避けられないし、潰されそう」というコメントも。当事者はもちろん、目撃しただけでトラウマになりそうな光景です。 また、ショッピングモールで働いていた経験がある方からは「たくさん事故を見てきた」という報告も届きました。幸い悲惨な事故はなかったそうですが、エスカレーターを止めるような事故はたびたびあったとか。ほかに利用したい人たちの迷惑にもなってしまいますね。
『エスカレーターで下りるとき、ベビーカーの車輪が引っかかった。それ以来エスカレーターを使うときは抱っこをして、ベビーカーをたたむように。ウエストポーチタイプの抱っこ紐が重宝したよ』
大人がふたりのときならひとりが抱っこ、ひとりがたたんだベビーカーを抱えて乗ることができます。大人がひとりだけなら、この方がいうようなサッと使える抱っこ紐があると便利ですね。 投稿者さんも「キャラクター付きのショッピングカートでエレベーターが満員になるから、エスカレーターを使いたくなる気持ちはわかる。でも危険な目に遭うのは赤ちゃん」と、警鐘を鳴らします。実際に、赤ちゃんが投げ出されて頭蓋内を損傷したという例もあります。今まで事故が起きていないママは、ただ運がよいだけ。その幸運がいつまで続くかはわかりません。わが子の命を守るためにはもちろん、他人に迷惑や被害をかけないためにも、ベビーカーでのエスカレーター利用は、絶対にやめましょう。