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私ばかり家事してない?40代前後の女性が語る“負担のリアルと解決の糸口”「共感しかない…」

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私ばかり家事してない?40代前後の女性が語る“負担のリアルと解決の糸口”「共感しかない…」

家の中のこと、気が付けば全部自分がやっている……そんな風に感じたことはありませんか? 特に家族がいる場合、「誰かがやってくれるから回っている家事」は往々にして、“その誰か”にすべての負担が集中しているもの。今回は独自組織「saitaコミュニティラボ」にて、アラフォー女性の皆さんに、家事分担のリアルについてお話を伺いました。

家事を主に担っているのは誰?

仕事、育児、親の介護、そして日々の家事......。アラフォー女性の生活は、想像よりも多忙な毎日です。特に共働き家庭では、「家事の負担が偏っている」と感じる人が少なくないのでは? 今回のアンケート調査で「現在、家の中の家事を主に担っているのは誰ですか?」という質問に、なんと98.4パーセントの女性が、「自分」と回答されました。

家事分担への不満

「現在の家事分担に、不満やストレスを感じていますか?」という質問に対して、「かなり感じている」、「少し感じている」と回答した方が、約6割いらっしゃいました。

更に、家事分担で不満に感じることを調査したところ、「自分の負担が大きすぎる」と回答された方が約6割いらっしゃいました。忙しいスケジュールの中で、そもそも分担が不公平だと感じている方も少なくないようです。

家事分担が偏りやすい理由

自分の家事負担が大きすぎる・不公平だと感じている方が少なくないようですが、どうして家事の分担がどちらか一方に偏ってしまうのでしょうか? アンケートからその理由が見えてきました。

見えない家事の存在

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『自分にしか把握しきれていない名もなき家事が多すぎる』

『洗剤の詰め替え、子どもの習いごとの管理など。私がやらないと回らない細かい家事が多い』

料理や洗濯など、目に見える家事だけでなく、「ストックの管理」「子どもの持ち物チェック」「地域活動でのやり取り」など、見えにくい家事は多く存在します。これらを無意識に担っているのが、主に「自分」というご家庭が多いのが実情なようです。

昭和的価値観の残存

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『口には出さないが、家族が、家事は女性の仕事と思い込んでいる』

『昭和的ですが、自分(女性)がやらなければと、自分自身も思ってしまっているところがある』

アラフォー世代の方の中には、無意識に「家事は女性の仕事」という考え方が自分の中にもあると感じている人もいるようです。

家事に対する認識のズレ

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『ゴミ出しをしただけでやった感を出す夫にイラッ。分別など大変なことはいっぱいある!』

『食器を洗って満足の夫。拭いて片づけるまでが、一つの家事だと思ってほしい』

夫婦間で家事に対する認識に大きなギャップがあり、共有ができていないためにどちらかが不満を抱きがちなようです。ゴミ出し・食器洗いをしただけで、家事を終わらせた気になっている夫にイラっとするのは、筆者自身もよく聞く話です。ゴミ出しなら分別、食器洗いならせめて拭き上げと片付けまでセットでお願いしたいですよね。

家事の「〇〇化」でフェアに分担

ただ、アラフォー女性の皆さんは、不満を抱えるだけでなく、改善できるようにも行動しているそう。家事の負担がどちらか一方に偏らないために、気をつけていることについても聞きました。早速ご紹介します。

「家事一覧表」で見える化

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『自分のやっている家事を家族に知ってもらうことから始める』

『すべての家事情報を共有する』

自分がやっている家事を全て書き出してみる。日常的な家事・定期的な家事・突発的な家事・名もなき家事など、分類するとさらに分かりやすいそう。この一覧を家族と共用することで、見えていなかった負担を相手に気付いてもらうことができます。

タスクの「言語化」でモヤモヤ回避

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『この家事は、〇曜日にやってほしいなど具体的に話す』

『洗濯は干すまでが1セット。できればそこまでお願いしたい、と伝える』

感情ではなく、具体的な行動・タイミングなどを伝えると伝わりやすく、お互いの思い違いによるモヤモヤも回避できます。曖昧な依頼は互いのストレスの元。「それくらい察して」「常識でしょ」などと考えるのではなく、具体的に依頼するとスムーズにいくそうです。

「仕組化」で習慣にしていく

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『食器洗いは夫、洗濯物畳みは私。と分担を担当制にする』

『子どもの朝の支度は夫、夜の宿題は私の担当と決めておく』

「気付いた方がやる」というのは聞こえはいいですが、実際これだと気付かない側は永遠に動かないんですよね。そこで、分担はしっかりと担当制にして、ルールをはっきりさせるのが効果的だそうです。ただ、大変な家事を担当し続けないためにも、交代制や月替わり制も取り入れて、役割の偏りが固定化しないよう調整するのもおすすめです。

いかがでしたでしょうか? 「私ばかり家事をやっている」と感じたら、それは不満ではなく、家事の偏りのサインです。家事は、本人が希望しているなら問題ありませんが、不満を抱えながら誰か一人が背負うべきものではないはず。負担を言語化し、見える化し、家族と共有することから始めて、それぞれの状況に応じて少しずつ家庭内での家事の常識を変えていきたいですね。

erika/ライター

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