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雪降る富山湾のイカ釣りでスルメ50杯超え!【秦誠丸】割り箸で作った仕掛けにヤリイカヒット

TSURINEWS

富山湾のスルメイカ釣りで大漁(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

富山のスルメイカシーズン到来!これからが本番で、初心者やファミリーでも楽しめます。日によっては100杯超えも続出。針掛かりした瞬間の重みと引きは病みつきです。今回利用した秦誠丸さんでは、今後ホタルイカパターンのシーバスも狙えます。

富山湾のスルメイカ釣りシーズン到来

この日は、気温2度で前日に降った雪が残り、肌に突き刺さるほどの寒さですが、アングラーさんは、そんな寒さもお構いなし(笑)。出船時間40分前には、船乗り場に秦誠丸さんの船を待つお客さんで賑わいます。

港は雪が降っていませんでしたが、出船と共に雪が降り始め、開始した時には雪が結構降り、時折、視界が雪でふさがれてしまうほどです。はじめは活性が低かったものの、中盤~終盤にはラッシュの時間も。その時の様子をレポートしたいと思います。

富山湾スルメイカ釣りの時期到来(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

タックル

今回は市販のものと手作りのものを使用します。ブランコはコンビニ割り箸14cmで作ったイカヅノを何点か、直結はダイワさんの仕掛け18cmを使用。

当日の仕掛け(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

富山湾でのスルメイカ

これからもっと面白くなるスルメイカ釣り。数もサイズも日によりバラつきはあるものの、この日もビール瓶サイズの大型が20尾!中には1杯で700gある特大サイズも。この日はプラズノ14~18cmで釣りましたが、サイズ関係なくイカが乗ります。

サバが少ない為、ブランコ仕掛け、サバが多い場合は直結に変更が吉。カラーはピンクやブルー系、ケイムラが良いように思います。ブランコ仕掛けの本数は5本、直結は7本ぐらいが手返し良いと思われます。

仕掛けを落としてスルメイカを誘う(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

AM6:00出船

富山はまだ薄暗い6時、イカを求めてきたアングラーさんは9名。皆さん、心を躍らせながら、ポイントに向かいます。

船上で仕掛けをセットしますが、雪が降り始め、手が寒さで思うようにセットできません。これも、冬の釣りのご賞味の一つかもしれないです(笑)。雪の中を船が進む様は、幻想的でとても素敵です。

秦誠丸(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

雪が降る中で釣行開始

「はい!どうぞ~」という声に皆さん一斉に、イカヅノを投げます。雪が結構降っていて、イカの活性もいまいちと、なかなか口を使わず、苦戦します。

水底140mで130m~上から誘い下げてきますが、反応はなし。同船しているお客さんもアタリがなく苦戦します。

はじめは雪が降っていた(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

釣りはじめは低活性の模様

今回はムーチングロッドで挑戦します。この竿のメリットは、掛けてからのバラシ軽減と、アタリが取りやすい点。特に活性が低い足先だけの場合や、活性が高く、一度に多くのイカが掛かった際のバラシ軽減にもなります。

ロッドが長いため、取り扱いが少しやりづらいかもしれませんが、慣れれば面白い釣りになります。

ロッドを上にシャクリ、竿先を見ると竿先に違和感。それと同時に、船長から上げてくださいのアナウンス。慎重に上げてくると、なんと良型のヤリイカです。しかも、コンビニの割り箸で作成したものです。

良型のヤリイカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

カラーはゴールドラメ14cmです。そのあとスルメが2杯で船長から「氷見方面で上がり始めたから移動しよう」とのことで移動開始です。

割り箸で作ったイカヅノゴールドラメ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

氷見はイカを求め氷見方面へ

船を走らすこと20~30分、現地に着くと多くの遊漁船が!船をみるとイカを上げています。船長さんはゆっくりと船を進め、船と船の間をかき分け、イカのポイントに船をつけます。

移動が吉でスルメイカ連発

ポイントに着き、期待を込めてイカヅノを投入します。水底140mに着底する前の90mでアタリ。仕掛けの落ちるスピードが遅くなったので電動ON。すると【ギュンッギュンッ】と良い引きを見せます。他のお客さんも同時ヒットし、皆さんの顔が笑顔に。船長もホッと一安心した模様です。

上から誘う釣り(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

スルメイカ釣りの誘いアクションは色々ありますが、秦誠丸の船長は「スルメは上から誘って釣るのがおすすめ」とのことです。

ブランコの誘い方は、支持棚上10m位から落とし込みながら誘う釣りです。まず、スプールを手で押さえ、竿をシャクリながら糸を出し、少しずつ落とし込む。スルメが掛かったらクラッチをON、竿をシャクリながら少しずつ糸を巻き、2点・3点……5点とかけていく釣りです。

この釣り方は実績が高くお勧めです。直結などは落とし込みからのストップでシグナルが、こまめにスプールで棚上10~20mを小刻みに落としていくやり方などが良かったように思います。

下から誘う釣り

下からの誘いは棚下10~20mまで落とし、上に巻き上げてくる釣りと、巻きからのストップ、小刻みのワンピッチ又は緩めのワンピッチで上げてくる釣り、水底まで落とし、糸を張りティップ(竿先)を見て反応が無ければ、ワンピッチで誘い上げの釣り。

あまり大きすぎる誘い方は、時に嫌ってしまう可能性があるため、注意が必要です。上からの釣りも下からの釣りも、イカにイカヅノを抱かせる間、ステイを入れると、より良い釣果に結び付くと思います。

お客さんも嬉しいスルメイカ

同船したイカ初心者さんでも、多くのイカをゲット。時々、イカヅノに関することを聞きに来てくださり、真剣に聞かれていました。

同乗者の方も数釣り達成(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

イカラッシュの時にはコンスタントに釣り上げ、初心者とは思えない釣果です。

常連さんの釣果(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

最終釣果

この日の釣果はスルメ54杯、ヤリイカ1杯と前半渋いながらも、中盤~後半にかけて船長さんが良いポイントに入れてくださり、楽しい釣りをさせていただき、感謝しかないです。

スルメイカ大漁(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

日本酒と塩辛

富山湾の最高のスルメイカを塩辛にして1週間寝かせ熟成。最高のお酒のつまみが完成です。口の中に広がる、ワタの風味を日本酒で【グィッ】と流し込む。最高のひと時です。

釣りは企画~食すまでが釣りだと自分は思っています。皆さんもスルメイカで最高のひと時を……。

釣ったスルメイカをいかの塩辛に(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

<荒木清/TSURINEWSライター>

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