西武ドラ2右腕の上田大河が増田達至引退試合でプロ初先発 ロッテは”獅子キラー”西野勇士で必勝期す
ロッテ戦4連投目でプロ初勝利目指す上田大河
西武のドラフト2位ルーキー・上田大河が28日のロッテ戦(ベルーナドーム)でプロ初先発する。
上田は6月5日のヤクルト戦(神宮)でプロ初登板、4番手として1イニングを投げ、武岡龍世に2ランを浴び2失点のほろ苦いデビュー戦となった。ただ、8月以降は中継ぎに定着し、ここまで16試合に登板して防御率3.26をマークしている。
前回登板した22日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、3回57球を投げて6安打3失点。直近では3試合連続で同戦に登板し、ここまで5度対戦して計6.1イニングで3失点の成績を残している。
右腕は今日の登板に向けて「前回のロッテ戦では3イニングを投げて打たれてしまいましたが、その後、できたこととできなかったことの整理はできていますし、その反省点を生かすチャンスが来たと思っています。5回は投げ切りたいと思いますが、まずは1イニングずつ自信をもって勝負していきたいです」と意気込む。
当日は球団最多となる194セーブを挙げた増田達至の引退試合でもある。「いつもと違うプレッシャーがあります」と重圧を感じながら上がるプロ初先発のマウンドで、守護神の門出を白星で祝うことができるか。ルーキー右腕の投球に注目だ。
2か月白星から見放されている西野勇士
一方、ロッテの先発は西野勇士。今季はここまで19試合に先発して8勝8敗、防御率3.36をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も12度記録するなど、安定感のある投球を見せている。
前回登板した17日の楽天戦(楽天モバイル)では、6回103球を投げて6安打3失点と試合を作ったものの、勝敗は付かず。これで7月26日の楽天戦で8勝目を挙げて以来、白星から遠ざかっている。
西武戦には今季3試合に登板し、3勝0敗、防御率0.87と好相性。直近では5月21日(ベルーナドーム)に対戦し、今季初失点を喫するも6回90球9安打2失点と、要所を締める投球で勝利を手にした。
チームは4位楽天と1ゲーム差の3位とクライマックスシリーズ進出へ正念場を迎えている。今日を含めて残り6戦、Aクラスを死守するためにも16年目のベテラン右腕にかかる期待は大きい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基-ソフトバンク・東浜巨(エスコンF)
楽天・田中将大-オリックス・髙島泰都(楽天モバイル)
【セ・リーグ】
ヤクルト・山野太一-阪神・J.ビーズリー(神宮)
広島・森下暢仁-巨人・菅野智之(マツダスタジアム)
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記事:SPAIA編集部