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ピッツェリアGG 竹井シェフ ピザ職人大会優勝、世界へ

タウンニュース

焼き上がったばかりのオリジナルピザ「クラシカ」を持つ竹井さん

本格的な薪窯でナポリピッツァを提供する「ピッツェリアGG鎌倉」(由比ガ浜2の9の62)の竹井啓悟シェフ(34)が、3月11日、12日に川崎市で開催された「ナポリピッツァ職人世界選手権(日本予選)」のクラシカ部門で優勝した。竹井さんは、6月3日から5日までイタリア・ナポリで開催される世界大会に出場する。

クラシカ部門には、全国から約80人のピザ職人がエントリー。伝統的なナポリピッツァに、各選手がオリジナリティを加えた1枚を焼き上げ、技術と味を競う。

竹井さんは、2023年に考案した、出身地の宮崎牛のすね肉とタマネギの煮込みをトッピングした「クラシカ」で勝負に挑んだ。実は、同年も同じピザで選手権に出場しており、結果は準優勝。「悔しかった」といい、煮込み方を変え、小麦の旨みをより引き出せるように改良を重ねた。

ライブ感大切に

迎えた本番。作業台の目の前に日本人とイタリア人の審査員4人が並び「緊張した」。竹井さんは、ピザ窯で生地を焼き上げながら、その隣で具材となる煮込みを温めるなど「ライブ感を大切にしながら」挑んだ。

10分間の持ち時間で調理からプレゼンまでこなし、「審査員の反応は良かった」と手ごたえを感じたという。

結果発表は3位から。高まる緊張感のなか、優勝者として名前と店名が響き渡ると、大きな拍手と賛辞が向けられた。竹井さんは「驚いた」というが、「表彰式でやっと実感が沸いてきた。前回よりも順位を落とすわけにはいかないと思っていたので、ほっとした」と笑顔を見せた。竹井さんには、トロフィーのほか、ナポリ行きのチケットなどが贈られた。

世界大会に向けて、練習を重ねる日々。目標は「クラシカ部門での優勝」だ。

ピザ「クラシカ」は、期間・数量限定で同店で楽しめる。

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