【倉敷市】【3/8(土)~3/30(日)開催】第18回倉敷春宵あかり ~ 春の訪れを味わいに、ライトアップされた美観地区の夜散歩はいかがですか?
イルミネーションといえば、クリスマスなど寒い時季のイメージがあります。
しかし、倉敷美観地区では毎年3月に、春の訪れを告げるライトアップイベント「倉敷春宵あかり」が開催されています。その歴史は、前身となる倉敷スターライトアベニューから数えて31年目。
毎年新しいあかりが登場する倉敷の恒例イベントが、2025年も開催されますよ。
倉敷春宵あかりとは
2006年に始まった倉敷春宵あかりは、倉敷美観地区の倉敷川を中心とした夜の町並みを和のあかりで彩る、趣あるイベントです。一般的なキラキラとしたイルミネーションとは異なり、やさしくやわらかな和のあかりは観る人の心を潤してくれます。
前身の倉敷スターライトアベニューから数えると通算31回目、2025年は「倉敷春宵あかり」の名称で倉敷美観地区でライトアップをするようになって18回目の開催になります。
もっとも人気のあかりは、倉敷川に並べられる「和傘あかり」です。
倉敷春宵あかりと聞いて、まずこのあかりを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。2025年は、16基の和傘が立体的に展示されるので、ますます明るくなった倉敷川沿いを楽しめます。
あかりは、期間中に毎日点灯するものと、指定日に登場するものがあります。お目当てのものがあるかどうかホームページやチラシで確認してくださいね。
関連イベントも要チェック。
2025年新たに始まるイベントは以下のとおりです。
・宵待ち茶席(3/8、3/15、3/22、3/29開催)
・花灯影 ~ 倉敷市立美術館プロジェクションマッピング(3/29)
・マジックアワー本町のきしたバル(3/29)
そのほかにも、新型コロナウイルス感染症拡大対策のため休止していた「キャンドルフェアリー」のワークショップや切子ちょうちんのワークショップも復活します。
第17回(2024年)のようす
前回の2024年のようすを紹介します。倉敷春宵あかりは同じあかりもありますが、新しいものも登場するので毎年楽しめるイベントです。
和傘あかり
川畔に並べられた「和傘あかり」です。「倉敷春宵あかり」といえばこれをイメージしますよね。
影絵あかり
倉敷美観地区内の伝統的な建物の窓を利用し、格子の間から映し出される影絵あかり。動く影絵なので、最初から最後まで眺めるためについ足を止めてしまいます。
影絵の動きを眺めながら、ストーリーを想像するのも楽しいですよ。
2024年は、新たに井上家住宅が参加。2025年は、倉敷十六屋 難波家本宅も、影絵あかりに参加します。
春宵ふうせん
愛らしい和風船型の吊り飾りは、倉敷アイビースクエアの入口通路~中庭にかけて、2024年から始まった展示です。
地面に直接置くタイプの明かりが多いこのイベントで、珍しく吊るす形のあかり。光を見上げるのもまた視点が変わっておもしろいですね。
春宵カフェ
こちらは、2024年から始まった倉敷アイビースクエアにて開催される関連イベント。
倉敷美観地区の飲食店の多くは、夕方に営業を終了してしまいます。そのため、夜のお散歩ついでにふらりと立ち寄れる春宵カフェは、大好評。ドリンクはもちろん、軽食も提供されます。
2025年も、期間中は毎週火曜日を除いて毎日営業予定ですよ。
Instagramキャンペーン
和のあかりを鑑賞するだけでも十分楽しめますが、写真を撮るかたはInstagramのキャンペーンに応募してみては。魅力的な写真を投稿したかたには、抽選で景品が当たります。
▼応募方法
・倉敷春宵あかりの風景を撮影
・公式アカウント(@kurashiki_tabi)をフォローする
・「#倉敷春宵あかり2025」のハッシュタグを付けて、倉敷春宵あかりの写真を投稿
応募は簡単です。挑戦してみましょう。キャンペーン期間は3月8日(土)~30日(日)です。
▼プレゼント
・倉敷市内ペア宿泊券(朝食付き)+倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…1名
・倉敷市内食事券1万円+倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…2名
・倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…50名
第18回倉敷春宵あかりの見どころインタビュー
今年で18回目を迎える、倉敷の春の訪れを知らせる恒例イベント。第18回倉敷春宵あかり実行委員の三宅弘一(みやけ ひろいち)さんと難波由華(なんば ゆか)さんに話を聞きました。
──今年(2025年)の見どころを教えてください
三宅(敬称略)──
倉敷春宵あかりといえば、和傘あかりをイメージする人がほとんどではないでしょうか。
昨年も数基の和傘が立体的に飾られていましたが、今年は倉敷川沿いの中橋から北側の和傘16基が3本程度の傘を重ねた立体的なものになります。和傘を写真に撮られるかたも多いと思うので、新しい飾りかたの和傘あかりを楽しんでいただきたいです。
難波(敬称略)──
倉敷SORAみんげい広場の「インディゴあかり」にも、新しいあかりが設置されるんですよ。
昨年(2024年)は、インディゴの和傘の下に提灯が置かれていましたが、今年は高さ70cmほどのバンブーライトを設置します。こちらも、昨年以上に足元が明るくなるので、ぜひご覧ください。
──協力イベントも、昨年の7つから9つへと増えていますね
難波──
そのとおりです。
昨年好評だった倉敷アイビースクエアの春宵カフェをはじめ、倉敷市立美術館でのプロジェクションマッピングの投影や本町のきしたバルの開催など、倉敷川沿いから開催エリアが広がっています。
三宅──
ワークショップも、新型コロナウイルス感染症拡大対策期間を経て復活しました。「キャンドルフェアリー」のワークショップは倉敷館観光案内所の2階で、切子ちょうちんワークショップは新渓園で開催されます。ぜひご参加ください。
──第18回倉敷春宵あかりの、おすすめの楽しみかたを教えてください
難波──
初日の3月8日(土)と9日(日)は、日中に倉敷雛めぐりも開催されています。昼間は雛めぐりを楽しみ、夕方以降は春宵あかりへと、昼も夜も倉敷美観地区を楽しめる良いタイミングではないでしょうか。
オープニングセレモニーは、昨年より30分遅れての開始になるので薄暗くなったなかでの点灯を楽しんでいただきたいです。
当日は、倉敷市船穂特産のスイートピーを華やかに飾ります。とても良い香りなので、スイートピーの香りを味わって、点灯した倉敷川沿いを歩き、少し小腹が空いたら倉敷アイビースクエアで開催されている春宵カフェへ行ってみてはいかがでしょうか。
春宵あんどんを眺めながら、倉敷市連島特産のごぼうスープやキューバサンドでお腹を満たし、また春宵あかりの鑑賞に戻ってもらうのも良いと思います。
三宅──
倉敷美観地区の歴史的な景観に、宵を感じさせるあたたかな光は、インスタ映えすると好評です。そんな倉敷春宵あかりでは、Instagram写真投稿キャンペーンも開催しています。
毎年、素敵な写真がたくさん投稿されるキャンペーンです。豪華な賞品もありますので、ただ歩くだけでなくカメラを構えながら鑑賞していただきたいですね。3月になると寒さも和らぐので、ゆったりと歩きながら撮影もできるのではないでしょうか。
──最後に、読者へメッセージをお願いします
三宅──
倉敷春宵あかりでは、今回のテーマ「ふわり春あかり 白壁の町」のように、倉敷美観地区の春の宵をやさしくあたたかな和の明かりで彩り、お客さまをお迎えします。倉敷で心癒されながら春の訪れを感じていただきたいです。
みなさまのご来場をお待ちしています。
おわりに
2023年12月に関東から倉敷に移住してきた私にとって、昨年の倉敷春宵あかりは初めての倉敷美観地区のライトアップイベント。倉敷市民の友人から「一緒に行こう」と誘ってもらい、気付けば一時間近くもあかりを求めて散策していました。
期間中はさまざまなイベントが開催されるので、何度も訪れて少しずつ鑑賞するのも良さそうですね。
多くの協力イベントは3月29日(土)に開催されるようなので、お目当てのあかりやイベントをチェックして会場へ向かうことをお勧めします。