川崎大師で「花まつり週間」が4月1~8日に開催。お釈迦様の誕生をお祝いする8日間!
神奈川県川崎市にある川崎大師では、2025年4月1日(火)~8日(火)の8日間、「花まつり週間」としてお釈迦様の誕生を祝う春の行事が行われる。新年度を迎え気持ちも新たにスタートするこの時期に、厄除け大師として名高い川崎大師で花まつりのお参りをしてみては。
8日間続く川崎大師の花まつり
一年を通して多くの参詣客が訪れる神奈川県川崎市の川崎大師。江戸時代には11代将軍の徳川家斉が厄除けの祈願で公式参拝に訪れたことがきっかけとなり、「厄除けのお大師さま」と江戸庶民の間でその名が知れ渡り現在に至っている。そんな川崎大師でにぎわう行事のひとつが「花まつり」。お釈迦様の誕生日である4月8日のみならず、毎年4月1~8日を「花まつり週間」として、参詣者とともにお釈迦様の誕生をお祝いする。
花まつりとは「灌仏会(かんぶつえ)」と呼ばれる仏教行事で、4月8日のお釈迦様の誕生日に合わせて全国のお寺でお祝いが行われる。色とりどりの花で飾った花御堂(はなみどう)の中央の器に、右手で天、左手で地を指している「誕生仏」を安置して、器の中の甘茶をそそぎかけるのが灌仏会の慣わしだ。
春の一日にお釈迦様とのご縁を結ぶ
川崎大師でも大本堂に花御堂が設置され、中央に安置された誕生仏に甘茶をすくってそそぎかける。そして参詣者には甘茶の振る舞いも。「近隣の会社かと思いますが、毎年フレッシュな新入社員の方々もお見受けします。ぜひいろいろな方々に灌仏をしていただき、お釈迦様とのご縁を結んでいただければ」と話すのは川崎大師の天沼さん。4月1日(火)・8日(火)には花御堂の前で法楽も行われる。
「境内にはソメイヨシノやヤマザクラなどさまざまな種類の桜の木が植えられていて、3月末から4月中旬頃まで楽しめます。お出かけにもちょうどいい季節ですので、散策ついでにお参りをしていただけたら」と天沼さん。境内には珍しい八角五重塔や唯一戦災を免れた福徳稲荷堂といった多数のお堂や、朱色の美しいやすらぎ橋もあるので、この機会にゆっくりと境内めぐりを楽しんでみては。
開催概要
「花まつり週間」
開催期間:2025年4月1日(火)~8日(火)
開催時間:花御堂法楽は4月1日(火)9:30ごろ、8日(火)10:00ごろ
会場:川崎大師平間寺(神奈川県川崎市川崎区大師町4-48)
アクセス:京急電鉄大師線川崎大師駅から徒歩8分
【問い合わせ先】
川崎大師平間寺☎044-266-3420
URL:https://www.kawasakidaishi.com/
取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。