簡単なのに季節感たっぷり!「春野菜とあさりのスープ煮」レシピ
春に旬を迎えるキャベツ、スナップえんどう、グリーンアスパラガスに、あさりのうまみを吸わせた一品を、料理研究家の大庭英子さんが紹介します。
(NHKテキスト『きょうの料理』4月号より)
サッと煮るだけで柔らかく甘くなるのは、春野菜ならでは。野菜のすみずみまであさりのうまみがしみ込み、オリーブ油の香りがふわりと追いかけます。おいしいスープはパンにたっぷり吸わせて、余すところなく召し上がれ!
春野菜とあさりのスープ煮
材料(2人分)
春キャベツ 160g
スナップえんどう 8本
グリーンアスパラガス 3~4本
あさり(砂抜きしたもの) 250g
白ワイン 大さじ2
●オリーブ油・塩・こしょう
1 キャベツは5~6㎝四方に切る。スナップえんどうは両側の筋を取る。アスパラガスは根元を少し切り落とし、下半分の皮をピーラーでむき、長さを4等分に切る。
2 あさりは殻をこすり合わせてよく洗い、水けをきる。
3 鍋にオリーブ油大さじ1を中火で熱してあさりをサッと炒め、白ワイン、水カップ11/2を加える。煮立ってきたら、火をやや弱めてふたをし、あさりの殻が開いたらあさりをいったん取り出す。
43の煮汁にスナップえんどう、キャベツ、アスパラガスを順に加えて混ぜる。煮立ってきたら、塩小さじ1/3、こしょう少々を加え、しんなりするまで4~5分間煮る。あさりを戻してひと煮立ちさせる。
[110kcal 塩分2.1g 20分]
『きょうの料理』4月号の特集は「わたしの春野菜レシピ」。ウー・ウェンさんと有元葉子さんが登場します。中国料理研究家のウー・ウェンさんは、体が健やかに整う春野菜の食べ方を提案。有元葉子さんは「菜の花のパスタ」をはじめシンプルを極めた料理を紹介します。
また、本記事のレシピを考案した大庭英子さんは、春キャベツや新ごぼう、かぶなど、春野菜が主役のおかずをほかにも多数紹介しています。
教えてくれた人
大庭英子(おおば・えいこ)
料理研究家。素材のおいしさを引き出した、シンプルで何度も食べたくなるレシピが人気。「春野菜は料理をするのも食べるのも大好き!」。
■NHK『きょうの料理』2024年4月号より
■撮影・野口健志/スタイリング・大畑純子