HY、結成25周年ツアーが地元沖縄で開幕 後半公演スケジュールも発表に
HYが9月22日に地元の沖縄・那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場で、『HY 25th Anniversary BEST!! Kary TOUR 2024-2025』をスタートさせた。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
HYが9月22日に結成25周年イヤーを迎え、『HY 25th Anniversary BEST!! Kary TOUR 2024-2025』を、地元の沖縄・那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場で開幕させた。
25周年の思いが詰まったオープニング映像の上映を経て、満席の会場から大歓声に包まれ、笑顔いっぱいで登場したHY。新里英之(Vo/Gt)は「沖縄ー!!」と呼びかけ、一瞬でHYワールドへ。初日を迎えたことに、許田信介(Ba)は「嬉しいですね。本当にありがとうございます。今日は最後の最後まで楽しんでいってください!」と呼びかけ、名嘉俊(Dr)は「もう始まってしまいましたね。あっという間の25年。愛と感謝をこのドラムで思い切り表現して皆さんの心を抱きしめながらやっていきたいと思います」と力強く伝えた。仲宗根泉(Key/Vo)は「皆さんの笑顔が見れて嬉しい!今日のセットリスト最高だからどんどん楽しんでいってね」とさらにファンの期待を煽る。新里は「今日は25周年、いろんな人におめでとうと言ってもらえて、泣きそうになってる。ここまでこれたのはみんながそばにいてくれたから。今日のライブ、思い切り僕たちの思いを伝えていきますので、ついてきてください!」と、思いを明かし、深い感謝を述べてライブをスタートさせた。
ツアータイトルにあるように、ベストツアーということもあり、ラブソングと三線を使った楽曲で構成されたベストアルバム『LOVE STORY ~HY BEST~』の収録曲を中心に、HYの楽曲の中でも特に愛され歌い継がれてきたセットリストをこれ以上ないほどに余すことなく畳みかけるように披露し、ファンを大いに魅了した。
ライブ中盤ではお決まりのイーズ―コーナーへ。メンバーが脚本、出演、演出すべて手掛ける寸劇のコーナーだ。笑いが絶えないライブを届けるのもHYのライブならでは。
後半には、この春ドラマ化となり、再び話題となった楽曲「366日(Official Duet ver.)」を披露。ドラマ主題歌として、16年ぶりにデュエットバージョンとして生まれ変わった。来年1月には赤楚衛二主演で別のオリジナルストーリーで映画化されることが決定しており、うるう年の今年を代表する楽曲といえる。ラストのサビは観客も入れた大合唱へ。曲の持つパワーに圧倒された会場では拍手が鳴り止まない。
最後の挨拶では新里が客席へ「皆さん楽しかったですか?」と語りかけながら、改めて結成25周年イヤーを振り返り、「いや25年ってすごい数字だよね。感謝の気持ちを歌えるというのは嬉しい限りで。今日満員御礼です、ありがとう。僕たちが変わらず頑張ってきた証が今日に繋がっています。そういうことも、みんなの力に変わるきっかけになってくれたらいいなと思ってパフォーマンスしていました」と感謝を語る。「また一歩一歩進んで、30、35年と、ずっと音楽を続けて、夢を諦めずに。おじい、おばあになっても続けていきたいと思いますので、僕たちの音楽ずっと聴いてくださいね。」と改めて決意を語った。全編通して、指笛が鳴り止まないのはホームである沖縄公演ならではといえるだろう。ツアータイトルの「Kary」(カリー)は 沖縄の方言で『嘉例』「喜ばしいこと、おめでたいこと」 という意味がある。終始、笑顔でファンへ感謝の思いを伝え、最後の楽曲まで会場が一体となった祝福ムードと愛溢れる雰囲気で初日公演は締めくくられた。
アンコールを迎えると、ツアーの後半スケジュールが発表され、観客は大きく沸いた。本ツアーは、この日を皮切りに、1年かけて全44公演を行う。既に前半のスケジュールはまもなく全公演SOLD OUT、次回公演は9月28日の東京・ひの煉瓦ホール(日野市民会館)公演。ファイナル公演は来年9月21日に、沖縄のコンベンションセンター展示棟公演でまた地元に帰ってくる。
そして、新曲についてのお知らせも。今回、10月4日よりデジタル配信がスタートする新曲「きのこいぬ」のジャケット写真が解禁された。10月3日よりTOKYO MXほかで放送・配信開始のTVアニメ『きのこいぬ』の描き下ろしジャケットによるもので、キャラクターのきのこいぬがHYのロゴを抱えているデザインになっている。