【八千代市】私たちの服で元気を届けたい!村上小学校SDGs委員会“届けよう,服のチカラ”プロジェクト
八千代子どもサミットをきっかけにユニクロの出張授業を受け、服の大切さを知った子どもたち。みんなで集めた子供服は難民キャンプや被災地に届けます!
世界の困っている子に服を届けよう!
「世界のどこかには毎日服を変えられない子たちがいる。それをユニクロの出張授業で知り、難民の人たちの生きる大変さを知った。困っている人の力になれればと思いました」と話すのは6年生の大下航平さん。
5年生の金子眞子さんも「難民の子たちが少しでも元気になってくれたらいい。ポスターを作るときにこの活動がどうしたら伝わるかを考えながら描いて、とても大変でした」と話します。
2人はSDGs委員会メンバー。
5年生13人、6年生12人で4月から活動を開始しました。
10月までに校内で4度回収を行い、子供服1000着を回収。
その行動力には目を見張るものがあります。
難民の子どもたちに思いを寄せる
プロジェクトは計画を立てるところから始めて、回収ボックスを用意しました。
宣伝用のポスターを作ったり、地域のラジオ局で呼びかけたり、寄付してくれた人への感謝状も作成。
多くの人に活動を知ってもらうために広報活動を重点的に進め、メンバー全員で分担し、朝校門で挨拶運動をしながら宣伝活動もしました。
村上駅や図書館、幼稚園などに手作りのポスターを貼ってもらい、地域の協力も求めます。
さらに幼稚園では人形劇を行い、活動の内容をわかりやすく園児に伝える試みも。
地道な活動が実を結び、園からは段ボール3箱ほどが届き、11月9日のバザーでは、地域のたくさんの人が寄付してくれました。
そして11月末には合計回収数が2809枚となり、その服の仕分けと箱詰めを行い、ユニクロに届けたそうです。
「同じ地球に生きているのに私たちは何不自由なく生活しているけど、難民の人たちは生活に困っている。これからもこのプロジェクトを多くの人に知ってもらい、積極的に参加してほしいです」と語る大下さんと金子さん。
届けた服が世界の子どもたちの希望になることを祈るばかりです。
(取材・執筆/みつa)