フライパンで揚げ物をするときの“3つのNG”「じつはキケンだった…」「今すぐ確認して」
揚げ物をつくるとき、鍋の代わりにフライパンを使っている方は少なくないでしょう。しかし、フライパンを使用する場合は注意点が多く、やり方を間違うと非常に危険です。ここでは、“うっかりやりがちな”フライパンで揚げ物をするときの「NG行為」をご紹介します。
NGその1.18cm以下のフライパンを使う
鍋の代用としてフライパンを使用するのは問題ありませんが、どんなフライパンでもいいというわけではありません。
サイズが小さすぎると、コンロから引火するリスクをともなうため大変危険です。フライパンで揚げ物する場合は、「直径18cm以上」のものを使いましょう。このサイズより小さいフライパンは揚げ物調理に不向きです。
NGその2.IHで調理する
ガスコンロと比べて、火を使わないIHコンロの方が安全性は高いように思えます。しかし、フライパンで揚げ物をする場合は要注意。
フライパンの揚げ調理をIHコンロで行うと、「揚げ物モード」に正しく反応しないことがあります。正常に動かない場合、誤作動だけでなく発火する可能性があるため、最悪の場合火災を引き起こしかねません。
IHコンロの場合はフライパンを鍋の代わりに使用するのは避け、メーカー指定の専用鍋を使いましょう。
NGその3.油を200℃以上にする
フライパンで調理する際は、揚げ物にかかわらず油の温度にも注意が必要です。
油温が高くしすぎると、発火の原因になります。えびやなすなど水気の多い食材は、高温で一気に揚げるとおいしくなりますが、フライパン調理はNGです。
油の温度が「200℃以上」になるとリスクが増しますので、高温の揚げ調理は避けてください。
フライパンの高さにも注意
揚げ物をすると、高温の油がはねます。高さが低いフライパンを使うと油はねしやすく、やけどする恐れがあるため危険です。フライパンで揚げ調理する場合は、深さ5.5cm以上のものがおすすめ。
フライパンによっては揚げ調理自体NGなタイプもありますので、まずは取り扱い説明書を確認してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア