【播磨】播磨の紅葉スポット2024
紅葉を愛でる文化は奈良、平安時代に貴族の間で広がり、江戸時代に庶民へ広まったという。播磨でも各地の名所で夜のライトアップなど情緒ある行事が展開される。
姫路エリア
【書写山圓教寺(姫路市書写)】
11月15日から17日まで書写山もみじまつり。摩尼殿内陣と秘仏「六臂如意輪観世音菩薩」ほか十妙院、金剛堂の天井画など普段は非公開の国指定重要文化財を特別公開する。
また、期間中17時から20時までは摩尼殿周辺の紅葉をライトアップし、16日には16時半から和太鼓奏者・陽介さんと仏教をテーマに台湾で歌手活動を行っているShocannさんらを三之堂広場に迎えて特別公演「森羅万象」を奉納。山麓の書写の里・美術工芸館を含む周辺スポットを巡ってスタンプを5つ集めるとプレゼントが貰える「書写山スタンプラリー」も15日から24日まで実施する。志納金中学生以上500円、小学生300円、未就学児無料。
【姫路城西御屋敷跡庭園・好古園(同市本町)】
15日から12月1日まで開園時間を20時まで延長、園内の木々を日暮れとともにライトアップ。レストラン「活水軒」では特別メニューとして1日限定20食の紅葉御膳も登場(3850円、3日前までに要予約)する。一般310円、小中高校生150円。
西播磨エリア
【羅漢の里(相生市矢野町)】
11月17日まで手づくり案山子と紅葉のコラボが楽しめる。延長800メートルのかがしロードに並ぶ約1千体の案山子は、話題の人物や時事問題をモチーフに作ったものなど、コンテストで出来栄えを競い合う。
【龍野公園聚遠亭(たつの市龍野町)】
旧龍野藩主脇坂氏を祀る龍野神社、相撲の元祖を祀る野見宿禰神社など多くの史跡が点在する鶏籠山が真っ赤に染まる。12月1日までの17時半~21時、麓の聚遠亭で紅葉をライトアップ、園内や小路も竹の燈籠で照らすなど幻想的な空間に仕立てる。
【東山公園(同市新宮町)】
24日までの17時半~20時半、ライトアップされた紅葉のトンネルの中を散策できる。期間中は写真コンテストも開催。紅葉の写真作品を募り、入賞者には国民宿舎志んぐ荘で使える食事券や特産品セットなどを贈る。
【最上山公園もみじ山(宍粟市山崎町)】
「日本紅葉の名所100選」に選ばれた紅葉スポットで、当たり年には約3千本のモミジの木が燃えるように染まって「京都の紅葉よりも美しい」とため息が漏れる。
16日から12月1日までもみじ祭りで、期間中17時半〜21時に紅葉をライトアップ。雑貨・古物販売や各種体験ブースなどが出店する「Yamasaki商店街ウォーク2024『秋色祭』」、ガイド付きで町なかを散策し、城下町「やまさき」の魅力に触れる「やまさきまち歩きガイド」があるほか、23、24日には飲食と物販の「よいまち市」、古民家で地酒と酒の肴が味わえる「ちょっと酔ってこ古民家酒場」など様々な催しが行われる。
【福知渓谷(同市一宮町)】
雪彦峰山県立自然公園内にあり、「関西の風景100選」「ひょうご風景100選」に選定されている名所。赤や黄色に彩られた渓谷沿いを歩きながら紅葉を満喫できる。
【原不動滝・小滝公園(同市波賀町)】
「日本の滝百選」に選ばれている県内きっての名瀑と、この時期にしか見られない吊り橋からの紅葉が織りなす風景は格別。周囲の原不動滝森林公園も「ひょうごの森百選」に定められており、紅葉の名所となっている。
【大イチョウ(佐用町佐用)】
根廻り9メートル、樹高28メートルで同町のシンボルになっている大イチョウが黄金に色づき、圧巻の姿を見せつける。11月16日、17日には商工会女性部がグルメスタンプラリー、ひまわりの種やオリジナルメモ帳の配布など「おもてなし」事業を行う。
【佐用もみじ寺清林寺(同町家内)】
200本以上のモミジが境内を鮮やかに染め上げる様子から、別名「もみじ寺」と呼ばれ、隠れた紅葉スポットとして毎年多くの見物客が訪れる。趣のある建物と紅葉のコントラストは圧巻。
北播磨エリア
【羅漢寺(加西市北条町)】
23、24日17時~20時に紅葉をライトアップ、約450体の五百羅漢もろうそくの灯りで照らして神秘的な雰囲気を演出する。焼き芋やホットドリンク、輪投げなど縁日コーナーも開く。大人200円、中学生以下100円。