映画「ビバリーヒルズ・コップ (1984)」が教えてくれた、スウェットの袖は切ってもいいんだということ。
まだインターネットの無い時代、憧れた海外の情報を得るツールは映画だった。そのスタイルに、信念に憧れた若き日の自分がいまの自分を作り上げている。スクリーンに映る格好良い男たちから、ボクらは様々なことを学んだ。今回は、「グッドオン」営業チーフ・廣澤泰さんが影響を受けたという、アメリカ・デトロイト市警である主人公のアクセル・フォーリーが、親友殺しの犯人を追って単身ビバリーヒルズへ。デビュー間もない頃のエディ・マーフィーが主演を務める「ビバリーヒルズ・コップ」のお話。
“自由”であることのかっこよさを教えてくれた。|ビバリーヒルズ・コップ(1984)
廣澤さんがこの映画を初めて見たのは、小学生のころ。
「当時はインターネットもないので、アメリカのカルチャーを知る手段は雑誌か映画しかありませんでした。『ビバリーヒルズ・コップ』は、そんな僕にアメリカのカルチャーを丸ごと教えてくれた映画。
見たことのない車ばかりが走る街中で、主人公のアクセルがボロボロのノヴァを乗り回している。アクセルのスタイルは、ジャストサイズの501、アディダスのカントリー、そしてカットオフしたスウェット。『スウェット切っていいんだ』とか『車はボロボロでも格好いいんだ』とか、“自由”であることのクールさを学びました。
しかもそれがビバリーヒルズでは浮いていて、そこも含めていいなと思ったんです。いまの僕の自由なスタイリングの根幹には、この映画がありますね。ちょっと浮いているかもしれませんが、それもアクセルの影響です(笑)」