5年ぶりに納涼ソーメン流し 横浜市緑区の鴨居原市民の森で復活
鴨居原市民の森愛護会(菅原喜勇勝会長)が主催する「第16回納涼ソーメン流し」が8月3日、鴨居原市民の森のふれあい広場で開かれた。
例年大勢の人でにぎわっていたソーメン流し。ただ、近年はコロナ禍で4年間にわたり中止を余儀なくされていた。5年ぶりに開催が実現し、この日を待ちに待った一般の親子連れなど約150人が来場。笑顔で夏の涼を楽しんでいた。
会場には同市民の森北地区で伐採された竹で作った長さ8mのレーンが3本登場。参加者はレーンに沿って並び、流れてくるソーメンをすくっていた。今年初めて参加した鴨居在住の小学3年の男の子は「麺をすくうのが簡単だったし、美味しかった。14杯食べた」と話していた。
また、同イベントには鴨居連合自治会や鴨居おやじの会、鴨居駅周辺町づくり研究会などが協力。かき氷、焼き鳥などが販売されたほか、トントン相撲や射的を楽しむ来場者の姿も見られた。
熱中症や感染症の対策も
同愛護会によると、今回は地域のボランティアの協力を得て開催が実現した。熱中症に対する対応として地域の病院から看護師を会場に配置したほか、新型コロナウイルスなどの感染予防策として、ソーメンを取る時と食べる時とで別々の箸を使用するなどした。
菅原会長は、コロナ禍を経て「来てくれるか心配だったが、大勢が来場してくれて良かった。通常の生活が戻ってきたと、皆さんが感じてくれたら良いな」と語った。