建功寺 花まつりに600人 人形供養や演奏なども
釈迦の生誕を祝う花まつりが区内各地の寺院で行われ、4月6日には馬場の建功寺で「花まつりフェスタ」が開かれた。
花まつりは釈迦の立像に甘茶をかけて生誕を祝う仏教行事。同寺ではステージでの演奏や飲食ブースも設け、多くの人が楽しめるよう企画している。
当日は地域住民や檀家ら約600人が来場。立像が安置された花御堂に甘茶をかけ無病息災を祈った。枡野俊明住職による法話では、釈迦の話をもとに命の尊さや個性の大切さが呼びかけられた。
また、同寺が年間を通じて募っている人形の供養会も行われ、ひな人形やぬいぐるみなど約700体が供養された。
そして、ステージでは多摩美術大学ジャンベ民族楽器部による演奏や、津軽三味線、和太鼓などが披露され、会場から大きな拍手が送られた。参加者の一人は「春の風物詩として、毎年楽しませてもらっています」と笑顔で話した。