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YouTubeでさまざまな料理の技を紹介する動画が大人気の岩野上幸生さんによる、プロのテクニックを使ったレシピシリーズ。今回ご紹介するのは、「冷凍うどんの茹で方」です。「冷凍うどんに茹で方なんてあるの？」という人もいるかと思いますが、生麺のように仕上げるコツがあるんです。ではさっそく紹介しますね。

教えてくれたのは……岩野上 幸生（いわのうえ こうせい）さん

料理人歴21年、15年間飲食店経営をしながら企業コンサルティングや料理の技術指導などを行っています。YouTube（飲食店独立学校 /こうせい校長）で、ちょっとした工夫で役立つ料理方法など発信中。著書『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』（KADOKAWA）。

冷凍うどんの茹で方

手軽に食べれる麺類として、食卓に上がることが多い「冷凍うどん」。筆者はただお湯で茹でて使っていましたが、実は「片栗粉」で揉んで下処理をすることによって、生麺のようなつやのある仕上がりになるそうです。さてどのように片栗粉を使うのでしょうか？　今回は冷凍うどんの茹で方を紹介しながら、かけうどんを作っていきます。

かけうどんの材料

〜合わせだし〜

・水　3カップ
・昆布　8g
・かつおぶし　8g

〜おつゆ〜

・合わせだし　上記のもの
・みりん　大さじ３
・薄口醤油　大さじ2

・刻みねぎ　適量

1. うどんの出汁を作る

昆布の表面を軽く拭き、1時間水につけておきます。

時間になったら中火にかけて、沸騰直前で昆布を取り出します。

再び火にかけます。厚削りのかつおぶしの場合は、85度に沸騰したらかつおぶしを入れて弱火にし、15分から20分煮出します。

時間になったらザルとキッチンペーパーを使って濾していきます。

みりんと醤油を入れ、火にかけてアルコールを飛ばします。

2. うどんの下処理をする

流水で冷凍うどんを洗います。

水気を切り、片栗粉をまぶして臭みや汚れを取ることで、表面がつるつるになります。強くまぶすとうどんが切れてしまうので、やさしくまぶします。

流水で洗い流します。水を2、3回変えて片栗粉を完全に落とします。

3. 麺を茹でて、仕上げる

たっぷりのお湯で表示時間より30秒短く茹でます。

茹で上がったらザルにあげ、流水で洗います。

おつゆを食べる直前に温めます。

麺にお湯をかけて温めます。3回繰り返したらお湯をきります。

器にうどんとおつゆを入れて、ねぎを散らしたら完成です。

うどんに片栗粉をまぶすという驚きのひと手間を加えることで、生麺のような仕上がりに！　自宅にある調味料を使ってひと工夫するだけでできるので、チャレンジしやすいですよね。気になった方はぜひ作ってみてくださいね。

詳しくはこちらの動画で！

kurihaku／ライター