「ブルーロック展」へのカイザー参戦が決定! 『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』スペシャルステージ レポート|浦和希さん&内山昂輝さん&海渡翼さん&櫻井孝宏さんが登壇し、“糸師兄弟”にスポットが当たった第2期を振り返り
2025年3月22日(土)・23日(日)、東京ビッグサイトで開催の世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」(以下、AJ)。22日(土)、GREENステージにて「『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』スペシャルステージ」が行われました。
AJスペシャルステージには、浦 和希さん(潔 世一役)、内山昂輝さん(糸師 凛役)、海渡 翼さん(蜂楽 廻役)、櫻井孝宏さん(糸師 冴役)が登壇し、“糸師兄弟”にスポットが当たった第二期の振り返りトークが展開されていきました。
本稿では、「ブルーロック展 EGOIST EXHIBITION the animation」へのミヒャエル・カイザー参戦も発表され盛り上がりを見せたステージの模様をお届けします。
【写真】『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』スペシャルステージ レポート【アニメジャパン2025】
“糸師兄弟”にスポットが当たった第二期を振り返り
TVアニメ『ブルーロック』のスペシャルステージの会場には早朝から多くのファンが詰めかけ、熱気に包まれていました。ステージには、主人公・潔 世一役の浦和希さん、糸師 凛役の内山昂輝さん、蜂楽 廻役の海渡 翼さん、糸師 冴役の櫻井孝宏さんら豪華キャスト陣が登壇。客席からは盛大な拍手が上がり、イベントの幕開けを盛り上げます。
ちなみに糸師兄弟を演じる内山さんと櫻井さんが揃うイベントは今回が初。2人揃っての出演に、「ついに…!!」という櫻井さんのコメントに微笑む内山さん。イベントではどんなトークが繰り広げられるのか会場の期待が高まります。
早速、MCより作品の話題があがり、アニメ発表当初の原作コミックスの全世界累計発行部数が450万部だったけれど、2025年3月時点では4500万部を突破したことが判明。浦さんからは「10倍ってことですか?」という驚きを含んだツッコミやファンの皆さんへの感謝の言葉を贈られ、会場からは大きな拍手が溢れます。
続く『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』の振り返りでは、最終話の演出やシーンが「30回見返したぐらいお気に入りのシーンです」と浦さん。内山さんは「二期は心をぐちゃぐちゃにされる回が続いて、あんなに落ち着いて強かった凛の弱さや心穏やかじゃないところを表現していくのが多かったのが印象的です」とアフレコ当時を振り返りました。
また、印象に残っているキャラクターや台詞を尋ねられた海渡さんは、潔がゴールを決めて皆に祝福されている裏での糸師兄弟のシーンをピックアップ。冴の言葉を聞いた凛の表情や色が消え白黒になる演出が凛の心情を描写しているようで印象的で忘れられないと語ると、浦さんからは同意を含んだ頷きもあり兄弟という関係値以外にいる第三者だからこその意見を熱く語っていきました。
報われない凛を擁護する海渡さん&浦さんに対し、深々と謝罪をする櫻井さん。しかし、(裏での糸師兄弟のシーンについて)「冴の気分的には、兄弟として同じ見解だよねっていう目線が合った(凛への)最後の語りかけなのかなと思いました」と述べ、冴の台詞は言葉が足りていないけれど兄弟だからこそ凛に対し「ここで終わりじゃないよね」というメッセージが含まれているのではないかと一言。
一方、凛を演じる内山さんからはもう少し優しくしてくれても良いのではないかと思う反面、冴なりの挫折があったと思うしキャラクターの立場や視点によって関係の捉え方も異なっていくという意見もあり、相槌を打つ姿から他キャスト陣も同意見だったことが窺えました。
また、男4人兄弟の浦さんは兄も弟もいるという立場から糸師兄弟どちらの気持ちも分かるがゆえに「どっちも素直になれや〜!」と思いながらみていたのだとか。
そして自身は男兄弟ではないけれどと話した上で、「仮に冴みたいな兄や弟がいたら本当に糸師兄弟のような関係になってしまうのではないかと連想できる」と海渡さん。だからこそ、糸師兄弟の関係に読者や視聴者はぐっと引き込まれるのではないかと第2期の魅力をアピールします。
最後に「今後、潔に期待すること」を尋ねられた浦さんは「やっぱ世界一になってほしいなって本当に思いますね」と素直な気持ちを口にします。さらに原作・金城宗幸先生&作画・ノ村優介先生に「(潔を)世界一の男にしてやってください」とお願いしているようで、潔さながら浦さんのエゴを感じる発言にキャスト陣からは「エゴいねぇ」というツッコミもあり会場に笑いが起こります。そんな和気あいあいとしたムードのなかトークコーナーは締めくくられました。
「ブルーロック展」へのカイザー参戦決定に会場は興奮の渦へ!
また、告知では劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』のリバイバル上映、2025年9月に開催されるイベント『ブルーロック エゴイストフェスタ2025』のアナウンスがありました。
さらに新情報として、2025年4月26日(土)より開催される展覧会「ブルーロック展 EGOIST EXHIBITION the animation」へのミヒャエル・カイザー参戦が発表され会場は大盛り上がり! 宮野真守さん演じるカイザーの「クソ跪け “ブルーロック”」という台詞と共に流れた映像や公開されたカイザーの描き下ろしイラストに歓声が沸き起こり会場は興奮の渦に包まれました。
最後は、キャスト陣一人ひとりから作品への熱い想いと今後の展開への期待が語られイベントは幕を閉じました。会場には『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』の魅力を存分に堪能したファンの笑顔が溢れていました。
[取材・文/笹本千尋]