日立沖のタチウオジギング釣行でドラゴン級を筆頭にトップ48尾と好調!【茨城・釣友丸】
毎年、茨城沖では冬の釣り物として人気のタチウオ。だが、今年は群れの回遊が単発的で、釣果が安定して続くことがなかった。ところが4月に入り、日立沖の浅場に大きな群れが入った。しかも、安定的に居着いているということで、ジギングで挑戦してみた。
釣友丸でタチウオ釣り
4月9日(水)、日立港久慈漁港の釣友丸に4時半集合。
第二釣友丸の若林一船長は、辺りがうっすら明るくなりかけたころ、7人を乗せて港を出る。釣り座は左舷胴の間に入る。
ポイントまではおよそ10分、さっそく釣り開始の合図。船べりに付けた探見丸には、バッチリ反応が出ている。
アタリは多く、手返しよく釣る感じ。入れ食いに近いものの、型はやや細めか。次々と各港の船が集まってくる。
船長は1時間ほどでこのポイントに見切りをつけ移動、すぐ近くの別の群れを発見。
今度は型がいい。ずっしりと手ごたえ十分なファイトを満喫。F4(指4本)オーバーがアベレージサイズで、あちこちでまぶしい銀刀が宙に舞い、船上に上げられていく。
絶好調でヒット
左舷の日立市・阿部さんは、数本持ち込んだタックルでタイプと色の違うジグを使い分けて型・数ともに絶好調。ベテランの技量で、つねに竿が曲がっていた感じだ。
右舷では、つくば市・山川さんが好調。ドラゴン級を5尾以上、数も40尾近く釣り上げていた。
山川さんはF6の大物をゲット。見事な太さに驚くばかり。帰宅後、炙りの刺し身がとても美味そうだ。
9時を過ぎると、活性が若干渋くなってきた。反応はバッチリ出ているのだが、たまにヒットしてもスレ掛かりが多い。
集まってくる船は増えてきたが群れは大きく、常時その群れの上に乗っている状態。ポツリポツリと釣果を稼ぐしかない。
船中トップは48尾
船長は群れの移動を先回りしているのか、全員が満足いく釣果。ちなみに私は、F5のドラゴンサイズを3尾含む27尾。トップは48尾だった。トップの方はすべてクーラーに入りきらずに、お困りの様子だった。
若林船長の見立てでは、タチウオの群れはしばらく安定できそう。宿が発信する最新情報を確認して予約してほしいとのこと。
ほか、メバルも好調なので体験してみてはいかがだろうか?
<週刊つりニュース関東版 上谷泰久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年2月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。