矢向小学校5年4組 矢向の魅力を独自のカルタに ネットに頼らず情報収集にも奔走
市立矢向小学校5年4組の児童がこのほど、自分たちの暮らす矢向のまちの魅力をまとめたオリジナルのカルタ作りに取り組んだ。
これは、同クラスが今年度の総合的な学習の時間で取り組んできたもの。まち探検の中で矢向地区センターなどにあた「ワッくん鶴見カルタ」を発見して、「自分たちもまちの魅力を伝えるカルタを作ってみたい」と盛り上がった。
制作にあたっては、ワッくん鶴見カルタに携わった八木幹雄さんから話を聞き、他にないカルタを作るためにみんなで意見を出し合いながら一生懸命考えた。そして「ネットで調べた情報では誰でも作れるカルタになってしまう」と、独自の情報集めを企画。地元住民にインタビューしたり、自分たちの目で実際に確かめるなどしてオリジナルのカルタ作りに取り組んだ。
読み札も全て考案
そして作成したカルタの読み札には「矢向湯は気軽に行ける温泉だ」「みんな大好き自然豊かな新鶴見公園」など、地元愛あふれるものが並び、絵札も手作り感や温かさを出すために絵と写真を織り交ぜた作りになっている。
完成後には授業参観で保護者らにカルタを披露したほか、近隣の矢向幼稚園の園児と一緒に遊ぶ企画も行われた。児童たちは「一つひとつの読み札の文章を考えるのは大変だったけれど、地元の魅力が少しでも多くの人に伝われば嬉しい」と笑顔で語った。