金沢の温泉旅館「滝亭」が北陸最大規模のブックホテルにリニューアル!大自然に囲まれた静寂の空間でどっぷり本の世界に浸って【NEW OPEN】
1月20日、金沢犀川温泉の旅館「川端の湯宿 滝亭」がリニューアルオープン!
これまであった2つのライブラリーに、文豪・泉鏡花と大正ロマンをモチーフにした新たなライブラリーが加わり、総蔵書数7000冊を超える北陸最大規模のブックホテルとして生まれ変わりました。
豊かな里山の自然に包まれた、天然露天岩風呂の料亭旅館「川端の湯宿 滝亭」。
兼六園から車で約12分の好アクセスで、金沢観光の拠点の宿としても人気です。
リニューアルでは、「テーマパークのようなステキで楽しい宿を目指したい」との構想から、老若男女、国籍を問わず楽しめる「本」に着目。
どこか懐かしい原風景とともに、豊かな読書ステイを実現できるブックホテルとしてパワーアップしました。
本来リニューアルは、2024年の完成を予定していたそう。
しかし令和6年能登半島地震により、「滝亭」と能登の姉妹館「日本の宿 のと楽」が被災し、資材や工事業者の確保が困難に。
一時は中止も検討していたそうですが、インターネットで募った書籍の寄贈や書籍代の寄付に大きな反響が集まり、予定から1年越しで念願のライブラリー計画が実現しました。
こちらが新設された「書庫兎夢」。
文豪・泉鏡花の愛した兎と大正ロマンをモチーフにした、アンニョイな雰囲気のライブラリーです。
古今東西の文豪による国内外の小説やエッセイ、詩集、手塚治虫や藤子・F・不二雄から現在に至るまでのシリーズものの漫画など、蔵書数は約4,800冊。
なかでも小説においては、長編からSF、ミステリー、ファンタジー、ホラー、英文小説まで、各ジャンルが取り揃えられています。
子どもの頃に読んだ懐かしい本、読んでみたいと思っていた本にきっと出会えるはず。
ライブラリー内には、可愛らしいうさぎがあちらこちらに。
軽快なトランペットのBGMが流れる中、まるで「不思議の国のアリス」のような不思議な空間でたくさんの本と出会うことで、ステキな読書の世界へと誘ってくれますよ。
他2つのライブラリーもご紹介。
宿一番人気の宿泊棟「離れ犀川」のラウンジ内にある「魚眠洞」は、魚を愛した文豪・室生犀星の号を借り名付けたライブラリー。
石川県について書かれた本、宿と所縁のある米林宏昌さんに関連する本、小説や写真集、漫画など、金沢をテーマにした約1,300冊の本が並びます。
ラウンジからは、犀川や田園など里山の風景も眺められます。
ゆったりソファに腰掛け、無料のコーヒーや紅茶を飲みながら読書時間を満喫できますよ。
宿2階にあるArt Book ギャラリー「こもれび」は、全6席の小さなライブラリーラウンジ。
アートをテーマに、画集や写真集、図録、絵本など、約1,000冊が集められています。
画集は、古典主義やロマン主義から近年流行している写実画を。
写真集は、天体や動物、建築物など、絵本は日本語・英文をあわせたものが厳選されています。
ステンドグラス照明に彩られた、大人な隠れ家空間。
コーヒーやハニードリンク、スナックをお供に、普段なかなか手に取らない写真集や画集に巡り合うひとときを過ごしてみては。
またリニューアルにて、プレミアムラウンジ「安楽」が新設。
石川が誇る名工による九谷焼や大樋焼、輪島塗など、工芸品と石川県出身の画家による絵画を展開するギャラリーラウンジです。
金箔でお馴染みの「箔一」の職人技が詰まった美しい金箔タイルの壁面と、世界で一台しかない黄金のスナックディスペンサーは注目です!
さらに、特別和室「百楽」と「神楽」に、自慢の中庭を一望できる展望露天風呂も新設。
ラグジュアリーな宿泊体験に、心も身体も癒されますね♡
今後は、里山の自然を生かして、釣り堀や水盤テラス、九谷五彩ライトアップ、かがり火ステージなど、「里山のテーマパーク」のような存在を目指していきたいとのこと。
その創意工夫あふれる計画に、ますます期待が高まりますね。
ワンランク上の読書ステイを叶える「川端の湯宿 滝亭」。
都会の喧騒から離れ、おもむろに出会った本に時間を忘れて没頭してみてはいかが。
金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭
住所石川県金沢市末町23‐10
TEL076-229-1122
チェックイン/アウト15:00〜/〜10:00
定休日無休(ランチは火・木曜が定休)
駐車場あり(無料)
公式webサイト( https://takitei.co.jp/ )