世界5大ウイスキー30種類をハイボールで飲み比べ/5月末まで60分3,795円の特別プラン開催中【小倉・リーガロイヤルホテル】
リーガロイヤルホテル小倉で期間限定「ボトムレス ハイボールプラン」を体験
リーガロイヤルホテル小倉のメインバー「セラーバー」で、世界5大ウイスキー30種類が60分飲み放題となる期間限定プランを実施中、との情報を耳にし、さっそく足を運んで体験してきました。
提供されている30種類のウイスキーのうち、スコッチのブレンデッドウイスキーは、(写真左から)「バランタイン10年」「シーバスリーガル12年」「オールドパー12年」「ジョニーウォーカーブラック」の4種類。
ブレンデッドウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料とした「モルトウイスキー」と、トウモロコシや小麦、ライ麦などの穀物を原料とした「グレーンウイスキー」をブレンドしたもので、スコッチウイスキーの流通量の約9割を占めています。
その一方で、近年、蒸溜所ごとのモルトウイスキーの個性を味わうことができる「シングルモルトウイスキー」の人気が高まっています。
(写真左から)「グレンフィディック12年」「グレンリベット12年」「グレンモーレンジィ12年」はシングルモルトウイスキーの代表格で、「軽めの」「華やかな感じの」「癖がない」「飲みやすい」といった表現を添えてオーダーした際に、バーテンダーさんから最初におすすめされることが多い銘柄です。
それとは対照的に、「スモーキーな」「癖のある」「個性的な」といった表現を添えてオーダーした際におすすめされるのは、(写真左から)「アードベッグ10年」「ラフロイグ10年」といった、スコットランド本土の南西部に浮かぶアイラ島で生産される銘柄です。
ウイスキーの原料となる大麦麦芽を乾燥させる際に、島の周囲に堆積したピート(野草や水生植物などが炭化したもの)を焚くことで、そのヨード香やスモーキーフレーバーが麦芽につき、独特な味わいのウイスキーが生まれます。
今回のプランには、アイラ島のシングルモルトとしては珍しい、ノンピートでライトな味わいの「ブルックラディ ザ・クラシックラディ」(写真右)も含まれており、こうした地域性や造り方の違いを楽しめるのもウイスキーの醍醐味の一つです。
さすがに30種類を一度に味わうのは無理なので、今回はその中から6種類を選んで、飲み比べをしてみました。
1本目は、スコットランド本土最北の町・ウィックにあるプルトニー蒸留所のシングルモルトウイスキー「オールドプルトニー12年」。
青リンゴのようなフルーティーな香りと、かすかに感じる潮味が特徴的。ストレートやオンザロックスで味わうときよりも、香りや風味が際立つのもハイボール(ソーダ割り)の利点だといえます。
2本目は、スコットランド北部に位置するトマーティン蒸留所の「ク・ボカンシグネチャー」。
シングルモルトウイスキー「トマーティン」の特徴は、バーボン樽熟成の原酒とシェリー樽熟成の原酒のブレンドで生まれるリッチな味わい。
「ク・ボカン」は、その特徴にピート香のインパクトが加わった、実にオリジナリティにあふれた一本です。
3本目は、大西洋を渡って、アメリカ・ケンタッキー州のジムビーム蒸溜所で造られる「オールドグランダッド」をオーダー。
バーボンウイスキーは、内側をバーナーで焦がした新樽で熟成されることから、独特な香ばしさとバニラ香が特徴となっており、主原料はトウモロコシですが、合わせるライ麦の比率が高ければドライ、低ければスイートな味わいに仕上がります。
この「オールドグランダッド」は、ドライな口当たりで、ソーダとの相性も抜群。“暑い日に喉を潤すのに最適なハイボール”という印象を受けました。
4本目は、再び大西洋を渡り、アイルランド南東部に位置するロイヤルオーク蒸溜所の「バスカー アイリッシュウイスキー」をオーダー。
2016年創業の蒸溜所ながら、近年、その特徴的なデザインのボトルをバーで目にする機会も増え、現在日本国内でアイリッシュウイスキーのトップシェアを占める銘柄です。
アイリッシュウイスキーは、元来、原料の穀物を石臼で粉砕して造られており、そうした製法が生み出すオイリーな口当たり、スコッチウイスキーの2回蒸留に対して、3回蒸留の工程を経ることによるライトな酒質が特徴とされています。
「バスカー アイリッシュウイスキー」はボトルデザインこそ斬新ですが、そうしたアイリッシュウイスキーの伝統が感じられる、芯の強い一本です。
5本目は、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そして、ジャパニーズという世界5大ウイスキー原酒をブレンドしたサントリーの「碧 AO」。
5大ウイスキーがグラスの中に閉じ込められているという壮大な世界観をもつ銘柄で、一口ごとに味わいが変わるような、不思議な感覚にとらわれます。
ストレート、オンザロックス、水割りなど、飲み方を変えると、また新たな味わいとの出会いがありそうな、非常に興味深い一本です。
そして最後の6本目に選んだのは、ニッカウヰスキーの「ザ・ニッカ テーラード」。
飲み口の柔らかさに加えて、風味や味わいのバランスの良さ、ソーダ割りでいっそう引き立つ華やかな香りに、昨今世界的に流行しているジャパニーズウイスキーの実力、核心を垣間見た気がしました。
世界5大ウイスキー30種類を飲み放題で楽しめるリーガロイヤルホテル小倉の「ボトムレス ハイボール プラン」は、5月末まで実施されています。
飲み比べを通して、それぞれのウイスキーの個性や魅力を知ることができ、自分好みのウイスキーに出会える絶好の機会。バーテンダーさんが丁寧にボトルの特徴を教えてくださるので、ウイスキー初心者の方でも安心です。
ハイボールの量を少なめに調整していただくことや、ストレートやオンザロックスで提供していだだくことも可能ですので、意欲と興味がある方はぜひ、期間中に30種類を全制覇してみてください。
リーガロイヤルホテル小倉 セラーバー「ボトムレス ハイボール プラン」
■販売期間
2025年4月1日(火)~5月31日(土)
■利用時間
17:00~20:00(60分制・最終受付19:00)
■販売価格
3,795円(リーガメンバーズ会員は3,162円)
※税金・サービス料含む
■商品内容
[1]スコッチウイスキー
[ブレンデッドウイスキー]
シーバスリーガル12年/ジョニーウォーカーブラック/バランタイン10年/オールドパー12年
[シングルモルト]
クラガンモア12年/グレンリベット12年/グレンフィディック12年/グレンファークラス12年/オールドプルトニー12年/ダルウィニー15年/グレンモーレンジィ12年/ク・ボカンシグネチャー/ラフロイグ10年/アードベッグ10年/ブルックラディ ザ・クラシックラディ/タリスカー10年/ハイランドパーク12年
[2]アメリカンウイスキー
ジャックダニエル/メーカーズマーク レッドトップ/オールドグランダッド
[3]カナディアンウイスキー
カナディアンクラブ12年/クラウンローヤル
[4]アイリッシュウイスキー
ブラックブッシュ/ジェムソン/バスカー アイリッシュウイスキー
[5]ジャパニーズウイスキー
碧 AO/ザ・ニッカ テーラード/戸河内ブレンデッド/富士 シングルモルト/富士 シングルグレーン
■ホームページ
https://www.rihga.co.jp/kokura/restaurant/list/cellarbar/recommend/#bottom3