相鉄線海老名駅 今年上期に改札増設 ホームドアも全駅で設置へ
改修工事が進む相鉄線海老名駅で、今年上期に2階中央改札口の供用が始まる。今後、北口と2階中央改札を結ぶ連絡通路や保育施設も設け、利便性向上を図る。
相鉄線海老名駅の改修は当初2015年に始まり2020年の完成予定だったが、2021年に鉄骨(基礎杭)の先端に不具合が見つかり、スケジュールが変わった。現在は中央部の鉄骨躯体や建築内外装、設備工事が進んでいる。
地上2階建てで外壁に濃いグレーなどを使い内装に鉄やレンガ、ガラスを使う。いずれも相鉄グループの統一コンセプト「デザインブランドアッププロジェクト」に沿ったもの。総合監修は「くまモン」の生みの親でクリエイティブディレクターの水野学氏が、空間プロデューサーの洪恒夫氏が手掛けた。
現在1階にある中央改札をビナウォーク方面に直結の2階にも増設、すでにオープンした北口改札との連絡通路を2026年度に整備、地域ニーズを踏まえた保育施設も新設する。ホームドアも施工し、これで相鉄全駅での設置が完了する。
利便性向上の背景にはマンション建設や土地区画整理事業など、開発が進む周辺環境もある。相鉄では今月半ばのダイヤ改正で快速の一部を特急に変更。特急を平日計8本とし、横浜〜大和・海老名の速達性も向上させている。