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春日台公園 地域の子どもや若者が日常的にスポーツに触れることができる場を目指して 新設バスケゴールを活用したイベントを初開催

タウンニュース

バスケゴールに向かってシュート練習する参加者

川崎市は2023年6月に取りまとめた「公園等における若者文化施策等と連携した施設整備の考え方」に基づき今年度、区内千年の「春日台公園」の一画にバスケットゴールを設置。これを活用した地域向けのスポーツイベントが、10月13日に行われた。

この取り組みは、地域の子どもや若者が日常的にスポーツに触れることができる場を目指して、川崎市が2022年度から手掛けているもの。御幸公園(幸区)や鷺沼公園(宮前区)において実施したバスケゴールを設置する実証実験の結果などを基に昨年「公園等における若者文化施策等と連携した施設整備の考え方」を取りまとめた。

さらに今年度は高津区の春日台公園と麻生区の虹ヶ丘公園において同様のバスケットゴールを一定期間設置。利用状況等の調査が行われている。

プロのコーチが講師に

10月13日に春日台公園で行われたイベントは、施設の魅力向上を目指した取り組みの一環。今年7月22日に新たに設置されたバスケットゴールを活用し、地元をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」のコーチらが小学生向けの教室を開講した。

当日は学年別の3クラスに分かれ、それぞれ約1時間のレッスンが行われ、参加した子ども達は、プロチームのアカデミー所属のコーチから指導を受け、シュート練習などにも挑戦。ゴールが決まると嬉しそうな表情を浮かべていた。参加した小学生の保護者からは「春日台公園の近所に住んでいて、子どもが好きなバスケを教えてもらえるというので申し込んだ。この子はこれからもバスケを続けると思うのでまた、ここに来てプレーを楽しませたい」などと感想を話していた。

ダンス教室も人気

またこの日は、同じ公園内で「若者文化体験教室」と銘打ち「ダブルダッチ・ヒップホップダンス」が体験できる企画も催行。こちらも地域の小学生を対象に、プロのダンサーから直接指導が受けられるとあって参加者は皆、貴重な機会を存分に満喫。分かりやすい指導を受けながら、即興でヒップホップと呼ばれるダンスの振り付けを完成させると、参加した子ども達は満足そうな笑顔をみせていた。

「さらなる利用促進を」

イベントを主催した市建設緑政局緑政部みどりの保全整備課・渡邉光次郎課長は「同様の実証実験を進めている市内各公園は立地条件等の違いがあり、バスケットゴール設置後3カ月経過の現時点で春日台公園は活発な利用がされているという状況ではない」と分析。その上で「今回の催しが来園者増加の契機になれば」などと話し来年2月までの設置期間中の利用促進をPRしていた。

ダンス教室にも多くの小学生が参加

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