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バサジィ大分 練習の虫・上原拓也の覚悟 【大分県】

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日本代表への思いを語る上原拓也

 好調なチームを支える守護神・上原拓也のパフォーマンスが認められた。3年ぶりにフットサル日本代表に返り咲き、今日から始まる合宿を経て、ウズベキスタンで行う海外遠征に向かう。上原は「ずっと代表を目指してきた。努力が報われた。自分自身のさらなるレベルアップのために代表に定着できるようにアピールしたい」と強い思いを語った。

 

 今季、ボルクバレット北九州から即戦力として加入。「大分に来てようやく、フットサルに専念できる理想の環境を得た」と新天地での第一歩を踏み出した。大きな期待をひしひしと感じる状況でも、自分のペースで黙々と練習に打ち込む。浮ついたところは全くなく、午前と午後の二部練習の合間に自主トレに取り組む。練習後も連日、ジムで汗を流し、体のケアも怠らない。

 

 練習の虫に火が付いたのは、仁部屋和弘がきっかけだった。「日本代表を本気で目指すなら覚悟が必要。覚悟があれば、どんな試練も乗り切れる。タクならできるだろ」。日本代表を長らくけん引し、誰よりもフットサルのことを考え、練習する36歳の言葉にしびれた。それ以来、上原は「覚悟」という言葉をよく口にするようになった。

 

3年ぶりにフットサル日本代表に返り咲いた

 

 170cm、72kg、ゴレイロ(GK)として決して恵まれた体ではないが、「覚悟」を持ってプレーするからこそ光り輝くものがある。「努力は裏切らない」と練習から神経を研ぎ澄まし、一つ一つのプレーに集中してきたことが、試合中の神懸かり的なシュートストップにつながる。また、上原の代名詞である「超攻撃型ゴレイロ」に偽りなし。抜群のスピードで相手を置き去りにし、一気に攻め上がる。「リスクはあるが僕が攻撃参加することで確実に数的有利をつくれ、チャンスが広がる」と上原。狩野新監督からは「チャンスがあれば(ボールを)持ち運んで、シュートまで行け」と攻撃参加を認められている。

 

 持ち味を存分に発揮できるようになった上原の調子とともにチームも上向き、直近の4試合は3勝1分と負けなし。「代表の活動でチームを離れるが、代表での経験をチームに還元したい。個人としては来年行われるアジアカップ、その先のワールドカップを目指したい」と見据える。上原の覚悟が試される。

 

超攻撃型ゴレイロを目指す上原拓也

 

 

(柚野真也)

 

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