堀場製作所が採用サイトをリニューアル 多様な人財の「舞台」をビジュアルとコンテンツで可視化
堀場製作所(京都府京都市)は10月8日、採用サイトをリニューアルしたと発表した。新たなサイトでは、事業内容や製品情報、そして同社で活躍する多様な人財について、より広範かつ深くわかりやすく伝える構成とし、ビジュアルとコンテンツの両面で刷新をはかっている。
採用サイト「舞台に立つ。」に込めたリニューアルの狙い
新たな採用サイト「舞台に立つ。」では、社員一人ひとりが主役として活躍する姿を多面的に紹介。事業構造の理解促進と、働く人の魅力の訴求を両立させた設計となっている。
社員の「顔」が見えるキービジュアルと回遊性の高いサイト構造
トップページには、同社の多様な事業分野で働く社員の姿を前面に打ち出したキービジュアルを採用。閲覧者が興味・関心に応じて情報を横断的に得られるよう、関連コンテンツへのリンクを随所に配置し、回遊性を高めている。
事業内容の深い理解を促進
HORIBAグループの注力領域である「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」の3フィールドにおける事業活動を、多角的な切り口で紹介。全体像、技術、サステナビリティ、製品、グローバル展開などを通じて、社会との接点を具体的に伝えている。
HORIBAで働く「人」の魅力を紹介
31人の社員インタビューを通じて、所属部門や入社経緯の異なる多様な人財が、それぞれの「舞台」で活躍するようすを伝えている。プロジェクトストーリーや若手座談会といった企画も設け、「HORIBAで働く自分」を具体的にイメージできる内容となっている。
中長期経営計画「MLMAP 2028」と連動した採用広報戦略
今回の採用サイト刷新の背景には、2024年2月に公表された中長期経営計画「MLMAP 2028」(Mid-Long Term Management Plan)の推進がある。同計画では、「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」を3つの重点フィールドとして設定し、2028年に売上高4500億円の達成を目標に掲げている。
大きな変革期にあるHORIBAでは、事業内容の理解を深めるとともに、働く人の価値観ややりがいを社会に広く伝える必要性が高まっていた。新卒・キャリア問わず幅広い層の候補者が、「HORIBAで働く自分」を明確にイメージできるよう、情報発信の強化をはかった。
多様な人財の活躍を支えるHORIBAの福利厚生制度
堀場製作所では、多様な価値観やバックグラウンドを持つ社員が、自身の力を発揮しながら活躍できる環境づくりに注力している。個の力を組織の力につなげるべく、働きやすさと働きがいを両立する柔軟な制度を整えている。
同社の主な福利厚生制度は以下の通り。
勤務制度・休暇制度
・テレワーク制度
・時差出勤制度
・半日・時間単位有給休暇
・慶弔休暇
・リフレッシュ休暇
・定時退社推奨日
・有給休暇取得推奨日
・兼業制度
ライフイベント支援制度
・結婚休暇・祝金
・産前産後休暇・出産休暇・祝金
・育児休暇・育児休業・産後パパ育休
・積立有給休暇
・子の看護休暇
・時短・時差勤務、時間外労働の制限
・次世代育成手当・入学祝金
・介護休暇・介護休業
これらの制度は、社員一人ひとりが長期的な視点でキャリアと生活を両立できるように設計されている。
グループ全体で福利厚生を担う「ホリバコミュニティ」の取り組み
同社では、福利厚生をグループ横断で担う会社「ホリバコミュニティ(HOCOM)」を1978年に設立している。社是「おもしろおかしく」の理念に基づき、社員とその家族の生涯設計や生活の充実を多面的に支援している。
HOCOMの成り立ちは、同社の経営理念を象徴するエピソードのひとつである。HORIBA創立25周年を目前に控えた1976年、「次なる四半世紀プロジェクト(25P)」と題した経営刷新運動がスタート。「帆船にたとえたHORIBAという組織の舵(かじ)取りに、社員全員が参画し、利益を公正に分配する会社をつくろう」という理念の下、社員全体が16のテーマグループに分かれ、将来構想を議論した。
その中の一つである「福利厚生」グループの提案を基に、堀場厚生会(仮称)が1977年に立ち上がり、出資者を募ったあと、1978年1月26日の25周年記念式典にて、株式会社ホリバコミュニティ(HOCOM)の設立が正式に発表された。社名は社員公募によって決定され、「運命共同体」を意味する思いが込められている。
HOCOMは、HORIBAで生み出された利益を社員に公正に還元する仕組みとして、また、社員自身が経営に関与し、自ら納得できる形で福利厚生を運営する主体として設計された。こうした設立の経緯は、同社の「人を大切にする」姿勢と、社員参画の企業風土を体現している。
現在では、以下のような制度・サービスを通じて、HORIBAグループで働く「ホリバリアン」を支えている。
将来設計の支援制度
・従業員持株制度
・財形貯蓄・住宅融資制度
・社内貸付制度
・積立ライフプラン
・法律・税務・終活などの相談窓口
会社生活の充実
・社内親睦活動支援
・食事・休憩スペース
・研修所、自社農園
・コーポレートカード、リース制度
プライベート支援
・物品販売
・旅行・保険代理店サービス
・福利厚生倶楽部「RELO CLUB」との連携
HORIBAでは、全ての従業員を「ホリバリアン」と呼び、一つのファミリーとして捉えている。ホリバコミュニティは、その価値観を体現する組織として、社員の多様な働き方と生き方を支える役割を担っている。
採用サイトリニューアルの詳細は、同社公式リリースと、HORIBAの採用サイト「舞台に立つ。」で確認できる。