来週(4月21日~) BS・ローカルで放送終了「良作」韓国ドラマ4選と見逃しVODまとめ
先日Danmee(ダンミ)が実施したアンケートによると、韓国ドラマを視聴する際に利用するサービスのトップ3は、VOD各社だった。次いで多かったのが第4位のBS放送。
VODの普及により動画配信サービスを利用する人が増えたが、BS放送も根強い人気を誇っているようだ。
多くの視聴者を虜にした良作は定期的に繰り返し放送される傾向にあり、ラインナップが華やか。しかし、見逃してしまったことはないだろうか。
そこで本記事では、BSを中心にアンケートで比較的利用者の多かったローカル局も含め、来週放送が終了する予定の良作で、もし見逃してもVODで視聴可能なドラマを4つ紹介する。
(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマ
グッド・ドクター (KBS/2013)
『グッド・ドクター』は、自閉症でサヴァン症候群の青年が小児科医を目指すハートフルな医療ドラマ。日本にもファンの多い、チュウォン主演作だ。
本国での最高視聴率は21.5%で非常に高く、障がい持った医者というそれまであまりなかった設定と、主人公が繰り広げる温かな世界観、そして患者と医師の関りなどヒューマン要素が視聴者の心を打つ作品で、韓ドラの医療物といえば本作の名前を挙げる人も多い。
韓国の各授賞式で数多くの栄誉ある賞に輝いており、チュウォンはもちろんその他の役者陣も演技力を称えられてトロフィーを獲得。作品自体も作品賞を受賞している。
●日本放送終了予定日:テレビ大阪/2025年4月22日(火)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月18日現在):U-NEXT、FOD、ABEMA、Rakuten TV、Lemino、Hulu
夫婦の世界 (JTBC/2020)
『夫婦の世界』は、夫の服に付いていた1本の長い髪の毛から始まる、不倫が題材の愛憎劇。キム・ヒエとパク・ヘジュンが、絆が崩れ行く夫婦の姿を、ハン・ソヒが妖艶な不倫相手役を演じている。
韓国での最高視聴率は28.3%で、不倫物ならではのドロドロさは残しつつも、妻と夫、妻と不倫相手の心理戦が魅力となっており、言うなれば洗練されたドロ沼劇。夫婦の心理描写とし烈な復讐劇、サレ妻の複雑な感情がリアルで、不倫をきっかけに度肝を抜くサスペンスが幕を開ける。
『第56回百想芸術大賞』では監督が演出賞を、キム・ヒエが最優秀演技賞に輝き、クオリティーの高さはお墨付きだ
●日本放送終了予定日:テレビ大阪/ 2025年4月22日(火)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月18日現在):Amazon Prime Video、DMM TV、Hulu、U-NEXT、Rakuten TV、ABEMA、Netflix、Lemino
キム秘書はいったい、なぜ? (tvN/2018)
『キム秘書はいったい、なぜ?』は、パク・ソジュン扮する大企業のナルシストな副会長と、パク・ミニョン扮する秘書が繰り広げるロマンチックコメディー。スター2人の共演が光る1作だ。
本国での最高視聴率は8.6%。飛び抜けて良い成績とはいえないが、ラブコメを代表すると言っても過言ではないほど本国ではもちろん日本や、それ以外の国でも人気を誇った話題作。
特に主演の息の合ったケミストリーが魅力で、コミカルさとトキメキの両方を視聴者に届けてくれる。それだけに、2人が描き出したシーンの数々は、どれも名場面ばかり。少女漫画を見ているかのような恋愛に対するファンタジーと、興味をそそるストーリー展開も大きな魅力の1つだ。
●日本放送終了予定日:BS松竹東急/ 2025年4月21日(月)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月18日現在):Amazon Prime Video、Rakuten TV、Lemino、U-NEXT、TELASA、Netflix、J:COM STREAM
赤い風船~絡み合う糸~ (TV朝鮮/2022)
『赤い風船~絡み合う糸~』は、ソ・ジヘ扮する主人公が、親友の夫を愛してしまったことから始まる愛憎劇。不倫や夫の家族、三角関係などを盛り込んだ、韓ドラのお家芸と言われるドロ沼劇だ。
放送開始後まもなくインドネシアをはじめマレーシア、香港では、動画配信サイトでトップ10入りするほどの人気ぶり。韓国では最高視聴率11.6%を獲得した。
人間の心理や欲望、剥奪感が、役者陣の好演によって緻密に描写されており、過激な内容と展開の数々が中毒になる作品。不倫を美化しているのではないかという厳しい声も上がったが、その一方で、友情と絡めて異なる捉え方をした視聴者も。あなたは、本作の結末をどう受け取るだろうか。
●日本放送終了予定日:BS11/2025年4月24日(木)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月18日現在):U-NEXT
(ライター/西谷瀬里)