寒川神社迎春ねぶた 「弁財天と蛇」神門に 2月23日まで設置・点灯
寒川神社の正月の風物詩である「迎春ねぶた」が、12月20日に神門に設置された。今回は「乙巳(きのとみ)〜弁財天と幸運の蛇」を題材に、青森ねぶた師の諏訪慎さんが制作した横幅9m、高さ2・7mの作品が掲げられている。20日の夕刻にお囃子が奉納され、その後ねぶたが点灯。設置・点灯期間は来年2月23日(日)まで。
ねぶたは人々の罪や穢れを吸い取り、祓い清める力があるといわれており、同社でも参拝者が安寧な年となるよう祈念し、2001年から毎年設置している。
今回の題材となった弁財天は、芸術や芸能、学問の運気を押し上げる神とされる。また、蛇は古くから豊穣神として信仰されており、脱皮によって「復活と再生」を行う強い生命力につながる縁起のいい動物として崇められてきた。
同社では「皆さまが八方除の御神徳と御加護を受け、安寧な年となるよう祈念いたします」とコメントしている。
交通規制は例年通り
同社周辺の交通規制は、12月31日午後10時から1月3日午後5時まで、一部を車両通行禁止や一方通行化する。寒川町年末年始交通対策協議会では「公共交通機関の利用を。規制区域内の自転車通行はご遠慮ください」と呼び掛けている。