お金が爆速で逃げる「死んでる財布」診断を編集部で抜き打ちチェックしてみた【財布の日】
3月12日は財布の日。春の足音が近づいてきているこの時期は、財布の新調にぴったりの時期。
昔から「春財布=(お金でパンパンに)張る財布」という語呂合わせで、新春から春先にかけて財布の買い替えに縁起のいい時期なんて言われております。どうせならお金が貯まる財布にしたいもの。ときには縁起にこだわったっていいじゃない……。
今回は占術研究科のアリエス・マタ・ハリ先生に「お金がたまる財布・貯まらない財布」について聞くとともに、編集部メンバーの財布を診断してもらいました!
実は姉妹サイトPouchで約8年前にもお財布診断をやっているんですが……果たして編集部メンバーの財布はどうなっているのか。
・財布はお金の家である
アリエス・マタ・ハリ「まずね、大事な考えとして財布はお金にとっての家なのよ。つまり、お金にとって居心地のいい家=お財布をつくりあげる、というのがポイント。居心地がいい家なら、そこにいる人はいつまでも住み続けたいと思うわよね、ポイントは以下の3つよ」
・形
「お札を折らずに入れられる長財布がベスト。狭い部屋より、広々として足を伸ばせる部屋の方が過ごしやすいでしょ。財布を開いたときに、お札がどれだけ入ってるかパッと分かりやすいのも大きなポイントね」
・色
「目的によって変わるけど、お金が出て行くのを防いで、堅実に過ごしたいなら茶色や黒。お金をたくさん呼び込みたいなら金や黄色がオススメ。2025年のラッキーカラーの緑や紫もいいわね」
・中身
「財布の中はこまめに整理して、お札の向きや並びはなるべくそろえるのが大事よ。いらないポイントカードやレシートでパンパンの財布はゴミ屋敷と一緒! 財布の中身が把握できていないと、自分がいくらお金を持ってるかわからなくなって、お金が逃げていくわ」
ーーなるほど、でも今って、小さいカバンの流行とか、キャッシュレスの流れもあって、折り畳み財布が人気ですよね。そもそもお財布を持たない人も増えてます。
マタ・ハリ「まあ、トレンドを追うのは大事ね。でも、よく考えてごらんなさい。ミニ財布の流行って、日本って景気が悪くなってからじゃない? 小さい財布に収まるだけの金しか入らなくなるわよ」
ーーはあ、わかるようなわからないような……
マタ・ハリ「あとね、キャッシュレスも流行ってるけど、〇〇Payみたいなのをいくつも持ってると、自分がいくら持ってていくら使ったかわからなくなるし、どんどん小銭の出費が増えるわよ。使うなら数は絞ったほうがいいわね」
・お金が逃げる財布
ーー逆にお金が逃げて行く財布の条件ってあるんですか?
マタ・ハリ「そうね、ざっとあげるとこんな感じかしら、このチェック項目で5つ以上チェックがあったら、死に財布かもしれないわね」
□ 壊れた部分や破れ、汚れがある
□ 財布の中はレシートや使わないポイントカードだらけ
□ レジや人前で財布を出すとき恥ずかしい
□ 折り畳み財布、または小銭入れにお札を畳んで入れている
□ 財布の色が赤もしくは派手な柄物
□ 雑誌の付録など適当に選んだもの
□ 5年以上同じ財布を使い続けている
マタ・ハリ「条件はいろいろ挙げたけど、大事なのはデザインよりも整理整頓されてるかどうかってことね。ちなみに派手な柄の財布があんまり好まれないのは、気が大きくなって散財しがちになるからね」
ーーとにかく整理整頓されてない財布はよくない……と。では、実際に編集部のメンバーの財布をチェックしてもらっていいですか?
・抜き打ち!編集部のお財布チェック
【Yoshio】
本人コメント「買ったのは2年前くらい。独特なデザインと、ビビっドなカラーリングが好み。ブランドはバレンシアガ」
マタ・ハリ「本来なら青い財布ってあんまりよくないのよね。風水的に青は水の色で「流れる」から、お金が流れて行くというか。しかしよく整理整頓されてるし、何より大量に札が見えるから、お金を社員に流すのが金運アップのコツよ!」
【GO羽鳥】
本人コメント「財布のメーカーはMOTHER HOUSE。カードなどは最低限。身分証も運転免許とマイナンバーだけ。あとは名刺や、AirTag、ダンスの会員証や回数券が入ってる。レシートなども、その日のうちに財布から抜く。お札は上下逆向き (肖像画の頭が下)に入れている」
マタ・ハリ「堅実そのものって感じの財布ね。お金に対する意識が高いのもコメントからびしびし伝わってきたわ。はい、もうお腹いっぱい。言うことありません。8年前はヴィヴィアンの迷彩柄の派手な財布を使ってたのに……変わったわねえ」
【佐藤英典】
本人コメント「何年前に買ったか忘れたけど、ポールスミスのもの。前も財布がパンパンなのがダメって言われた気がする」
マタ・ハリ「たしかにちょっとカード類が多いわね。でも前見たときよりも綺麗になってるし、黒の長財布は悪くはないわよ。ちなみに御花畑さんが大昔、とあるイベントで佐藤さんに会ったときは半分破れた財布を使っててドン引きしたとか」
【和才雄一郎】
本人コメント「こだわりポイントは、ズボンのポケットに入れられるサイズでありながらカードポケットが多いこと。財布のサイズが小さすぎるとカードがそんなに入らないし、カード収納だけを考えるとサイズがデカくなりすぎる。どちらにもならないように、ちょうどいいのを選んだ。ちなみに、買ったのは10年くらい前」
マタ・ハリ「これは……整理整頓されてるのに、お金のすすり泣く声が聞こえるわ。ていうか、8年前に見たときと同じ財布じゃない! 経年変化がひどすぎて一瞬別物かと思ったわ。今すぐ新品に買い替えなさい、あとカードの枚数も減らしたほうがいいわ」
【P.K.サンジュン】
「谷中の皮小物を作ってくれる店でオーダーメイドしたもの。カードが入る量とか全部カスタムできた。最初は緑だったけど経年変化でこの色になった」
マタ・ハリ「自分好みに作ってもらったってだけあって、丁寧に使ってるけど、少し傷みが気になるから、ちょっとメンテナンスしたほうがいいわ。お金の使い方もときどき見直すべし、ね。」
【中澤星児】
「2年くらい前に財布を買い換えようと思って、御徒町の多慶屋で一番安いやつを買ったらコレだった」
マタ・ハリ「8年前から一番変わったのが星児くんね。前は破れた財布を使ってたのに、適当とはいえCOACHだなんて……(ホロリ)。なるほど、最近は株とかやってるからお金に対する意識も変わったのね。はちきれそうなほどカードが入ってるから枚数減らすべし」
【原田たかし】
「3年前くらいに買ったバーバリーの財布。去年の猛暑で下の方が溶けてきているので、買い換えようか、いっそ財布を持つのをやめようかと思っている」
マタ・ハリ「一見、綺麗なのに溶けかけてる……? もう財布を持つのすらやめる……? まともに見えても競馬でお金が消えたりしてないかしら? いくらキャッシュレスがすすんでもノー財布は危険よ! 溶けない財布に買い直しなさい!」
【あひるねこ】
本人コメント「購入は2019年くらい。妻に勧められ、自分だったらあまり選ばない色をあえて選んだ」
マタ・ハリ「う〜ん、これまた青系の財布ね〜。気付かぬうちにお金が出ていきそうね。まあまあ綺麗に使ってるけど、外側が傷だらけだから、そろそろ買い替えどきね。あと、次は財布の色くらい自分で決めなさい! それにしてもこの職場、ポールスミス率高いわね」
【砂子間正貫】
本人コメント「5年くらい前に買いました! こだわりは特になくて手のひらサイズの革財布を選びました。でも使い続けると艶が出てきて気に入ってます。SLOWというブランドです!」
マタ・ハリ「こだわりがないってわりにはいい財布ね。茶色の折り畳み。堅実派ね。砂子間さんはもうちょっとワイルドにいってもいい気がするわ。あえてAmazon低評価のお財布を使ってみてはどうかしら」
【御花畑マリコ】
本人コメント「買ったのは5年くらい前。セレクトショップで一目惚れした超お気に入り。買い替え時だけどこれ以上気に入る財布がない」
マタ・ハリ「個性的なデザインでかわいいけど……きったないわね! 朱肉みたいなのついてるし、中はレシートとカードだらけで閉まらないじゃない。上っ面だけで、とにかくだらしない、お金がたまらない財布の典型ね」
【亀沢郁奈】
本人コメント「前もYSLの財布を使ってて、小さい財布が流行ってるから1年くらい前に買い替えた。だけど小さすぎてお金やライブのチケットが全然入らなくて困ってる」
マタ・ハリ「高級感があってシンプルだけどたしかに小さいわね。お金にとっては窮屈。亀ちゃんのスケールには合ってないわね。小さくまとまらず、もっと大きい財布にしたほうがチャンスが巡ってきそうよ」
・7年前よりいい財布率が高いが
ーー全体的に、7年前よりみんな財布が上等になってるし、整理整頓されてましたね。金運上がってるってことじゃないですか?
マタ・ハリ「そうね、たしかにみんな革の財布だったし大人になったんでしょう。時の流れを感じたわ。でも、ハッキリ言っていいかしら。どこかつまらなかったわね……。みんな綺麗にまとまりすぎてるの」
ーーうーん、たしかに明らかな貧乏財布が少なめでしたね。
マタ・ハリ「そう、風水的にはいい財布を持ってると思う。でも、それがロケットニュースにとっていいかどうかは分からないわね。ひとりくらい集金袋とかジップロックにお金入れてる人がいてもいいかもしれないわ」
ーー完全に風水的にアウトだし、もう言ってることめちゃめちゃですね。ロケットニュースらしさと風水的な財布の両立、難しいなあ……。
みなさんはべつに面白い財布を持つ必要もないと思うので、いいお財布を使ってくださいね。私はまずはお財布のレシートといらないポイントカードを捨てることにします……。
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.