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【西武】松原聖弥選手インタビュー 移籍後10打席目での初ヒットは「プロ初ヒットの時と同じくらいの嬉しさ」

文化放送

7月11日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの松原聖弥選手にインタビューした模様を放送した。移籍後10打席目での初ヒットを放った手応え、ライオンズの一員になって2週間が経った心境について訊いた。

――先日の日本ハム戦(6月26日、9回戦)が移籍加入してから初出場でした。延長12回での打席ではレフトの頭を越えたと思いましたか?
松原「逆風だったので越えたとは思わなかったのですが、外野が前進守備なのもあって『頼むから越えてくれ』と思いながら走っていました。(前を打つ源田選手への)申告敬遠が2打席連続で、『新庄(剛志)監督、やってくるな』と思いましたし、ヒットが1本でも出れば気持ち的にも違ったんですけど、デビュー戦6打数0安打というのは今思い返しても悔しいですね」

――6月28日の楽天戦(10回戦)、4打席目で移籍後初ヒットを放ちましたが、初出場から10打席目で初ヒットとなりました。
松原「10打席かかってしまったのですが、プロ初ヒットの時と同じくらいの嬉しさと安心を感じました。移籍後初ヒットまでは、バットの芯で捉えた打球を捕られたりしたので、普通の凡打よりも余計に焦りがすごくあったかなと思います」

――ライオンズの一員になって2週間が経ちました。スタメン出場も続いていますが、松原選手自身はここまでをどう感じていますか?
松原「はじめと比べて少しずつチームに慣れてきた部分はあります」

――生活や環境面、チームが変わりましたが、落ち着いてきましたか?
松原「自分のなかでは落ち着いてきたほうだと思っています」

――ここまでのプレー面は、ご自身的にはどのような手応えを感じていますか?
松原「プレーの結果に関しては納得のいく成績ではないので、ここから与えられたチャンスをものにできるように状態を上げていきたいなと思っています」

――6月25日に入団会見がありました。そのあと松原選手はスーツ姿で選手たちの前でご挨拶をされていましたが、その時に炭谷銀仁朗選手が「彼は上下関係も礼儀もしっかりしている子です。ただ少し抜けています」と言って笑いが起きました。炭谷選手の紹介に関してはどう思いましたか?
松原「ありがたいというか、本当に僕のことを分かってくださっている人ですし、場が和んだのでよかったなと思います」

――新聞記事などを拝見していると、明るい性格でムードメーカーと書いてありました。
松原「ムードメーカーキャラではあるんですけど、少し遠慮している部分はあります。ジャイアンツにいた時は僕が年齢的に下のほうだったので、ふざけるじゃないですけど明るくやっていました。でも、まだかしこまっているというか、お兄さんぶっていて明るい性格を出し切れていない部分はあります」

――これからどんどん自我が出てくる感じですか?
松原「少しずつですけど自我を出していけたらなと思います」

――ジャイアンツ時代、梶谷隆幸選手のモノマネが得意だったとお聞きしました。結構選手の仕草などを形態模写されたりするのですか?
松原「そうですね。梶谷さんに限らずいろんな人のモノマネをしていて、炭谷(銀仁朗)さんのモノマネとかも元々やっていました」

――炭谷選手のモノマネの時、松原選手がポイントとして挙げている部分は何ですか?
松原「リアルに細かいモノマネではなく、誇張してモノマネするタイプなので、炭谷さんの場合は打ったあとのバットの投げ方をポイントにしていた気がします」

――炭谷選手のバットの投げ方はどんな感じなんですか?
松原「実際に見ないと分かんないです。少し独特な特徴があるので」

――プロでやっていく上で、特徴的な部分をしっかり見るのはすごく大事なことだと思います。
松原「野球に活かせているかは分かりませんが、学ぶという言葉も真似るからきているみたいですし、真似ることができる人は体の使い方がうまいとも聞いたことがあるので」

――松原選手は誰かのバッティングフォームを参考にしていたりしますか?
松原「僕は日によって違ったりするのですが、たまに映像などを見ていて『今の感じいいな』と思った人がいたら少し取り入れたりしますね」

――入団会見の時に、「昔から1番打者をやってきたので、1番打者への想いが強い」とおっしゃっていましたが、リードオフマンとして1番に定着したいということですか?
松原「1番に固定されるような選手になりたいというのはありますね」

――1番に定着するためには特にどんな部分を高めていきたいなと思っていますか?
松原「打率もそうですが、出塁率が1番打者として大事かなと思っています。2軍ではありますが、ここ2年間は僕自身も出塁率を重視して意識しながらプレーをしていた部分があって、その成果が1軍ではまだ出せていないので、何とかものにできたらいいなとは思います」

※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー

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