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「捨てることが得意な人」の3つの共通点→苦手な人が真っ先に片づけるべき“意外な場所”とは

saita

「捨てることが得意な人」の3つの共通点→苦手な人が真っ先に片づけるべき“意外な場所”とは

新年度が始まる春は、家の中の環境を見直す絶好のタイミング。でも、モノが多くてなかなか片づかないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。住まいの収納研究の専門家である伊藤香織さんによると「モノを手放すことが得意な人には共通点がある」とのこと。今回は、その共通点のポイントと、おすすめ片づけ術を教えていただきました。

教えてくれたのは……伊藤香織さん

旭化成ホームズ株式会社 LONGLIFE総合研究所主席研究員。収納・片づけ研究20年に基づく、生活者の声と実態を見つめ、変化を続けるくらしに寄り添う収納計画を提案し、イマドキのくらしの悩みを解決するヒントを提供している。

新生活がスタートする春は「家の片づけや収納」を見直すタイミング

旭化成ホームズ株式会社で実施した「収納の満足調査」によると、小学生や中高生のお子さんをお持ちのご家庭では、新年度を迎える3月・4月が「モノを手放すタイミング」と考える方が多いという結果が出ました。これからの季節は、家の片づけや収納を見直す絶好のチャンスです。

そこで今回は、調査結果のご紹介を交えながら、最後にみなさんが取り入れやすい片づけ術をご紹介します。

モノを手放すことが得意な人の「3つの共通点」

同調査では、収納に満足している人は、その95%が「くらし」にも満足しているという結果になり、収納の充実が「くらし」の満足度に影響を与えていることがわかりました。また、モノを手放すことが得意な方には、共通点があることもわかりました。

1.モノを手放す「自分の基準」を持っている

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モノを手放すことが得意な方は、自分なりの基準をもっています。たとえば、衣類は物理的な限界(着られなくなる状態になること)ではなく、「1年以上着ていないこと」を基準にしているなどです。

2.リサイクルやリユースを活用している

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フリマアプリやネットオークション、店頭の不用品BOXを使うなど、いろいろな手段を使いながら上手にモノを手放していることも挙げられます。自分で使わないモノは誰かに使ってもらえるように手放して、社会全体でのモノの循環を意識しているようです。

3.子どもを巻き込むことが上手

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モノを手放すことが得意な方は、手放すときに子どもの意見や価値観を尊重したり、子どもが片づけやすいように収納を工夫していることもわかりました。自分一人で取り組むというよりは、家族、特に子どもを上手に巻き込んで日々の暮らしを送っているようです。

具体例としては、お子さんのかさばる作品はお子さん自身にお気に入りの一品を選んでもらい、それ以外は写真に残して手放すことをしていたり、子どもが収納しやすい棚を使っていたりする工夫が挙げられます。

モノを手放す第一歩!「引き出しのカトラリー整理」からスタート

モノを手放すことが苦手な方にとって、整理収納を一気に進めようとするのは、ハードルが高くなってしまいます。そのため、まずはキッチンのカトラリーが入っている引き出しから始めるのがおすすめです。食器は手放すのが惜しいと思いがちですが、カトラリーなら比較的取りかかりやすいですよ。

片づけの基本の3つのステップをご紹介しますので、モノを手放す第一歩にしましょう。

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STEP1.中身を全部出す

カトラリーが入っている引き出しの中をテーブルの上に全部出して、「何を」「どのくらい」持っているのかを把握します。出してみると、案外ムダなモノが多いことに気づくと思います。

STEP2.「使うモノ」と「使わないモノ」に分ける

「使っているか」「使っていないか」の事実を基準にして、使うモノと使わないモノに分けます。思い入れや愛着はいったん捨て、冷静な目で判断することがポイントです。一軍を決めたら、ほかは思い切って処分しましょう。

STEP3.いらないモノは処分する

「使うモノ」は処分の対象にして、「いつも使うモノ」だけを残します。いらないモノを処分することでキレイになり、ゆとりのあるスペースになります。一か所キレイにすることができたら、「自分にもできた!」「頑張れた!」 とポジティブな気持ちになれると思いますよ。

1時間以内でできることを始めて「モノを手放すことが得意な人」に

15分程度でできそうなカトラリー整理のように、まずは些細なことから、また小さなスペースから始めることがポイントです。1時間以内でできる作業を少しずつ進めていくことで、モノを手放すことが上手になっていくと思います。この積み重ねによって数か月後にはキレイになっている場所が増え、暮らしに心地よさが生まれるはずです。快適な状態になれば、さらに頑張ろうという気持ちが沸いてくるのではないでしょうか。

この3ステップは、どのような場所にも応用できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

shukana/webライター

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