スターバックスCEOの水口貴文氏が退任、後任は森井久恵氏
スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者(CEO)の水口貴文氏が4月1日に退任する。新たなCEOにはリテイル・マーケティング統括オフィサー(CRMO)の森井久恵氏が就任する。4月1日以降、水口貴文氏は経営の助言や支援などをおこなうアドバイザーとなる。
水口貴文氏はトップの交代について「次世代のリーダーにバトンを渡していくことがさらにブランドを進化させる」と述べた。また森江久恵氏について「新CEOのリーダーシップのもとでも温かく、人々に寄り添うブランドであり続けることを確信している」と期待を寄せた。
森井久恵氏は「水口氏は歴代のパートナー達が築いてきた歩みに敬意を表し、その想いを受け継ぎ、新たな未来を築いてきたと考えている」と述べ、「これからも地域のつながりを深め、各地の文化や特色を大切にしながら、その魅力を発信し、お客様にとってかけがえのない存在であり続けることを目指す」と展望を語った。
森井久恵氏はこれまで約20年間グローバル企業にてマーケティングに従事し、前職のユニリーバでは日本、中国、タイ市場のマーケティングを15年間担ってきた。2018年に最高マーケティング責任者(CMO)としてスターバックス コーヒー ジャパンに入社。スターバックスでは2023年10月からマーケティングや商品、デジタルに加えて店舗運営、営業企画を統括してきた。
スターバックス コーヒー ジャパンは今年2月に「スターバックス ティバーナ ストア 銀座マロニエ通り」を2000号店としてオープンした。さらに来年は創業30周年という節目になる。