子安小 善意に区長から感謝状 児童が義援金集める〈横浜市神奈川区〉
神奈川区役所が実施した能登半島地震義援金に協力したとして、子安小学校に区役所から感謝状が贈られた。
子安小では5、6年生による企画委員会の児童が中心となって毎年2月にユニセフ募金を行っている。今年は元日に発生した能登半島地震被災地への義援金を区役所が受け付けていることを知り、こちらへの協力として2月5日から9日までの5日間、登校時などに協力を呼び掛けた。
折ると寄付金を入れる封筒になる案内用紙を配るなどといった児童たちの工夫もあり、集まった金額は例年の倍以上となる約21万円。「少しでも力になれたら」といった内容の手紙も入っていたという。
これを受けて区役所では、児童らの取組みに感謝の意を表したいと感謝状を贈ることになった。
贈呈式は3月5日の全校朝会の中で行われた。児童の代表から募金額などの報告ののち、区役所の職員から神奈川区長名義の感謝状が手渡された。企画委員長として活動の中心を務めた岩瀨瑠莉さんは「こんなに多くの金額が集まってびっくり。感謝状をもらえたのはうれしい」、同じく企画委員の相田健心さんは「子安小の一致団結するところを証明できた」とそれぞれ振り返った。
同校の山本加奈代校長は「相手を思う気持ちは学校生活にも関わること。そうした気持ちを学校としてこれからも大切に育てていきたい」と語った。