上越市の養鶏場で鳥インフルエンザ 県内養鶏場での感染は今季初
【追記】新潟県上越市の養鶏場で2024年10月25日に発生した高病原性鳥インフルエンザを疑う事例について、県は26日、遺伝子検査の結果、陽性だったと発表した。同養鶏場の160羽を殺処分し、焼却を実施するほか、同養鶏場の半径3km区域内の鶏の移動と半径3~10km区域内の鶏の搬出が制限される。県内養鶏場での今季の感染は初。上越市は26日午前7時、中川幹太市長を本部長とする「上越市鳥インフルエンザ対策本部」を設置した。
新潟県は2024年10月25日、新潟県上越市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザを疑う事例を確認したと発表した。養鶏場からの通報で立入検査した上越家畜保健衛生所が簡易検査を実施し、陽性を確認した。現在実施中の遺伝子検査で陽性判定された場合、殺処分が開始される。検査結果は26日午前10時頃に判明する予定。
県鳥インフルエンザ対策本部によると25日午後4時50分頃、約160羽を飼育する同養鶏場から死んだ鶏の数が増えているなどの通報が同衛生所にあった。
同衛生所が簡易検査を行ったところ、10羽中5羽が陽性だった。遺伝子検査は県中央家畜保健衛生所で行われている。
遺伝子検査で陽性が確認されると今季の養鶏場での発生は県内初。北海道、千葉に続き全国3例目となる。
県は同養鶏場の飼養家きん、生産物などの移動制限や部外者の立入制限と出入り時の消毒徹底を指示。県内全ての家きん飼養農場に注意喚起した。