【埼玉・川口】30種類以上のパンを堪能できる「BREAD chikuma（ブレッドチクマ）」
1万個以上のパンを食べ歩いた旅するパンマニア・片山智香子です。
今回紹介する「BREAD chikuma」は、2025年6月に川口にオープンしたベーカリー。朝は8時から営業しており、30種類以上のパンが並びます。今回は、バゲット生地とクロワッサン生地を使用した甘めのパンを4種類ご紹介します。
駅から徒歩６分！こぶりなパンが充実
埼玉高速鉄道・新井宿駅の２番出口を出て左方面に向かい、徒歩で約6分。
「SAWAMURA」や「GARDEN HOUSE CRAFTS」で修行を重ねたシェフが、2025年6月にオープンしたこちらのお店。訪問した日もひっきりなしにお客さんが訪れており、すでに地元の方々に愛されている様子が伺えます。
朝は8時からオープンしていてパンの種類は約30種類
朝は8時からオープン。パンの種類は曜日にもよりますが30〜40種類ほどあり、比較的こぶりで200円台のものも多いので、いろいろな種類を選べるのが嬉しいところ。
特に人気なのは、冷蔵ケースに並ぶ「ミルクフランス」と「生絞りくりーむぱん」。迷ったときはまずこのあたりを選んでみてはいかがでしょうか。
黒豆ホワイトチョコ
αバゲットの生地に、甘く煮た黒豆とホワイトチョコレートを包みこみ、こんがりと焼き上げた黒豆ホワイトチョコ。深みある焼き色の端はガリっと香ばしく、噛むほどに香ばしさが広がります。ひと口目はホワイトチョコの濃厚でまろやかな甘み。続いて黒豆の奥ゆかしい渋みを含んだ甘さが顔をのぞかせ、最後にラムシロップがじゅわりと広がるのです。甘み・渋み・風味が重なり合うことで、食べ進めるごとに表情を変える、まさに大人なおやつパン。
ミルクフランス
こちらも、αバゲット生地に自家製ミルククリームをしぼったミルクフランス。米麹湯種を使用した砂糖不使用なバゲットはむぎゅりともっちり柔らかく、生地自体にも甘みを感じます。麹の甘さを消さないようにミルククリームは甘さ控えめでなめらかな口あたり。
生クリームあんぱん
デニッシュ生地に、こしあんと生クリームをたっぷり詰め込んだ、生クリームあんぱん。生地が非常に特徴的で、上部はしゅわっとエアリー、下部はしっかりした口あたり。断面でみると餡子より生クリームの方が多く見えますが、奥にはこしあんがたっぷり入っています。ほんのり塩味あり、バターのコクも心地良く、冷蔵商品なのでひんやりデザート感覚な一品。
クロッカン
クロワッサン生地にくるみとピスタチオを混ぜ込み、ざくざく食感に仕上げたクロッカン。サクッと軽やかにかじれば、ホロホロっとほどける生地から、ピスタチオの爽やかな風味とくるみの香ばしさが広がります。甘さだけで終わらず、香り豊かで思わずクセになる一品。仕上げにあしらわれた粉糖が見た目にも上品さを添えています。
お母さまの実家ががあるということで川口で開業を決めたのだそうですが、店名の「chikuma」はシェフの出身地である長野の千曲川からとっているのだそう。
自分のルーツも大切にするやさしいシェフが作る絶品パン、ぜひ堪能してみてください。
WRITER：片山智香子
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【SHOP INFORMATION】
SHOP：BREAD chikuma（ブレッドチクマ）
ADDRESS：埼玉県川口市赤山1397-3
OPEN：8:00～17:00
CLOSE：日曜日・月曜日
