三日坊主になってしまう人必見!モチベーションを高く保つための最高の方法とは?【心理学の話】
目標を設定してみんなに公表させ、やる気を刺激する
仕事に身が入らない部下、勉強しない子ども、ダイエットに踏み出せない自分……人間のやる気スイッチはなかなか入りません。しかし、ちょっとした工夫でモチベーションアップと目標達成が可能になるのです。それは、目標を多くの人に宣言することです。心理学ではこれをパブリック・コミットメント(誓約・公約の公表)と呼んでいます。
やればできる部下なら、売上目標をチーム全体に公言させます。勉強しない子どもには「7月中に計算ドリルを終わらせる」といった目標を家族で共有。自分のダイエット目標も家族や友人に発表すればさっそく取り組むことができるでしょう。
大切なのはひとりで目標を立てるのではなく、他者に知らせること。それによって努力し、目標達成する確率が上がるのです。
それでもやる気が起こらない場合は、コントラスト効果を。やる気のない人に無理難題と思える大きな目標を提示し、拒否反応を示したら本来やるべき小さな目標を提示するのです。
部下に「売上目標は100万円だぞ」といい、「無理ですよ〜」と反応が返ってきたら、「それなら50万円がんばろう。キミならできる」と伝えるのです。信頼を無にしてはいけないという気持ちにもなり、本気で取り組むという心理効果です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』