放置は危険! 睡眠時無呼吸症候群を自分一人で気づく方法とは【1週間で勝手にぐっすり眠れる体になるすごい方法】
あなたは大丈夫? 睡眠時無呼吸症候群がわかる方法
睡眠時無呼吸症候群は早期発見が重要です。隣にパートナーが寝ていれば、激しいいびきも睡眠時無呼吸症候群の兆候も教えてくれるでしょう。では一人だったら? どうすればその兆候に気づくことができるでしょうか。
まず注意したいのは「日中のサイン」。十分寝ているはずなのに仕事中に激しい眠気に襲われる。これは夜の睡眠が途切れ途切れで、しっかり眠れていないせいかもしれません。また、朝起きたときに頭痛がしたり、口や喉が異常に渇いていたり、だるさや疲労感が残っていたりする。これらは睡眠中に呼吸が止まって体が酸素不足となり、脳が覚醒を繰り返しているせいかもしれません。そのほか肥満、喫煙、飲酒習慣、鼻炎や扁桃腺の肥大なども、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスク要因として挙げられます。
最近はスマートフォンのアプリで睡眠中の呼吸パターンを録音・分析することが可能です。さらにスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスの中には、睡眠中の心拍数、体動のほか血中酸素飽和度まで測定できるものもあり、かなり正確に異常をチェックできます。
もし異常が疑われる場合は、躊躇せずに睡眠外来や耳鼻咽喉科、呼吸器内科などの医療機関の受診を。近年はレーザーによる簡易治療や微弱な電気を使う「舌下神経電気刺激療法」で症状の改善が見込めます。いずれにしろ、早期発見・早期治療がベスト。まずは気づくことが大切です。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりする病気
10秒以上の呼吸停止が『1時間に5回以上』または『7時間に30回以上』
気道がふさがることで、無呼吸になる
正常
気道が確保され、鼻から入った空気が喉を通って正常に肺へ
いびき
気道がせばまり、空気でのどが振動して音が鳴る
無呼吸
気道が完全にふさがり、10秒以上呼吸が停止してしまう
自分で確認する方法
「呼吸器内科」「呼吸器科」「耳鼻咽喉科」「睡眠外来」を受診
自宅での簡易検査キットを借りることができる
アプリで簡易チェック
いびきを手軽に記録し、分析することができるアプリがあります。スマホを枕元に置いておくだけで気軽に確認できるので、活用してみてください。
【出典】『1週間で勝手にぐっすり眠れる体になるすごい方法』著:石川泰弘/監修:新見正則