降雪シーズンに向け準備着々 上越市の高田城址公園で樹木の冬囲い進む
新潟県上越市の高田城址公園で2024年10月24日、園内の樹木を雪から守る冬囲い作業が行われていた。作業は22日から始まり、公園を管理する同市によると12月上旬まで続くという。
《画像:高田城址公園で行われている樹木の冬囲い》
冬囲いは雪の重みで樹木が折れないよう、樹木1本ずつを竹で囲って縄で縛る作業で、降雪シーズンを前に行われる。同公園では毎年10月中旬に作業が始まり、同市によるとサツキやツツジなどの低木約5000本を囲うという。
作業は公園管理人、シルバー人材センターの会員によって連日行われ、樹木を縄で縛る、樹木周辺の地面に3〜4か所穴を開ける、穴に竹を入れて木づちで打ち込む、縄で竹を縛って固定するといった工程を、分担しながら進めていく。
《画像:作業は分担して進めていく》
同日は2班に分かれ10人が作業に当たった。同公園の囲いは竹の高さや縄の結び目を統一するなど、見た目にも配慮されており、樹木に冬囲いが施された景観は公園の冬の風物詩にもなっている。シルバー人材センターの会員の1人は「(作業を担当して)3年目。手順や縄の結び方はベテランの先輩たちから教えてもらうんですよ」と話し、縄で竹をまとめて結ぶ作業を手際よく進めていた。
《画像:縄の結び目などを統一して見た目にも配慮》
公園管理人の宮崎直樹さんは「普段とは違った冬囲いされた光景で、園内散策を楽しんでもらいたい」と話した。
《画像:作業は12月上旬まで続く予定》
11月中旬には樹木と並行し、園内のブロンズ像の冬囲いも行われることになっている。