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災害時のデマ25%以上が経験「否定しても拡散」「広がっていく」ではどうすればいい?

文化放送

9月1日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と災害時のデマについて意見を交わした。

相手にしちゃうこと自体がダメ

寺島アナ「防災への意識などに関する日本赤十字社のアンケートで25%以上が災害時にフェイクニュースやデマなどに接した経験があると回答したことが分かりました。日本赤十字社が今日9月1日の「防災の日」を前に発表しました。調査は、北海道、東京、福岡などに住む10代から60代以上の男女1200人を対象に実施しました。インターネットを通じて回答を得たと言います。災害が発生した時に、フェイクニュースなどの虚偽情報に接した経験の有無を聞くと、25.5%が「ある」と回答しました。年代別では、10代が最多の41.5%。20代が31%、30代が29.5%と若い世代で目立ちましたよ。4人に1人が災害時にデマなどに接した経験があるという調査結果が出ました。上念さんはどうですか?」

上念「今でも覚えてますけど、東日本大震災の時に千葉県の石油コンビナートで火災があって、それがなんか毒を巻き上げているから雨に当たると死ぬみたいなデマが流れましたよね。私、これ「デマです」って否定したんですけど、否定しても拡散に協力したことになっちゃうんですよね。無視するのが一番いいんですよね」

寺島「なるほど。否定しても広がっていくんですね」

上念「そうなんですよ。それはフェイクニュースを実際に流すのを専門としているロシアの情報工作機関がマニュアルで書いてるんですよ。荒唐無稽なことを言って「こんなんありえないだろう」ってわーって盛り上がると、それで拡散できるじゃないですか。で、一定の確率で頭悪いヤツが引っかかっちゃうんです。広まれば誰か引っかかる」

寺島「もしかしたらあるかもしれない」

上念「確率論で考えて、人口の3割ぐらいは何も言わなくても陰謀論に引っかかってしまう人がいると言われているので、そんな荒唐無稽なデマでも強く信じる人が3%でもいればラッキーって感じで仕掛けたほうがいいっていう風にマニュアルに書いてあるんですよ。昔のKGBのマニュアルとか。だから、相手にしちゃうこと自体がダメだと思うんですね。基本的には無視が1番いいですね」

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