【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 野村大樹選手は「不動の5番というか本当に勝負強い」
9月26日放送のライオンズナイターでは、みずほPayPayドーム福岡のソフトバンク―西武25回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。野村大樹選手の印象、菅井信也投手への想いについて訊いた。
――昨日の試合(9月25日、対ソフトバンク24回戦)、ライオンズは9回、2アウトの場面から何とか1本ヒットが出ましたね。
渡辺「そうですね。(試合中盤から)いい投手が1イニングずつ継投で来られたので、ヒットが出なくて嫌な感じだったのですが、最後に何とかヒットを1本打ったというだけなんですけど、本当に(野村)大樹がよく打ったと思います」
――古巣の球場で柵越えまでもうひと伸びの打球でしたが、野村大樹選手は直近の5試合連続ヒット中で、2本のホームラン、5打点というところで、1軍に戻ってきて奮闘していると思いますがいかがですか?
渡辺「1回調子を崩してファームに行きましたが、ファームの方ですごくいいバッティングを見せてくれていて、1軍に昇格してからは『不動の5番』というか本当に勝負強いですし、いい持ち味を出してくれていると思います」
――昨日の試合で勝ち星はつかなかったですが、隅田知一郎投手は7回、2失点と力投しました。もう1度登板のチャンスがあると思いますが、2桁勝利を挙げてほしいですね。
渡辺「今年1年間、先発ローテーションを守った隅田、今井(達也)、武内(夏暉)が9勝で、(10勝まで)1勝ずつなので先発投手3人は2桁勝ってほしいなと思います」
――今日(9月26日、対ソフトバンク25回戦)の先発は菅井信也投手です。プロ初勝利の7月15日、オリックス戦(13回戦)では見事な投球だったので、あの投球を優勝チームのソフトバンクにも見せてほしいですね。
渡辺「前回ファームでの登板も完璧な内容だったので状態はいいと思います。ソフトバンクは強いですけど若者らしく思い切り投げて行けるところまで行ってほしいですし、しっかり自分の投球、緩急をつけながら相手に的を絞らせないような形を作ってくれればなと、期待をすごくしています」
――渡辺監督代行が考える菅井投手の1番いい部分は緩急ということですか?
渡辺「緩急はあまりついていないような気がします。基本は真っ直ぐなので、まずは真っ直ぐを思い切って投げてほしいですし、そこからいろんな配球をしながら打ち取っていくというところなので、本当に腕を振ってフォアボールを怖がらずに投げてほしいなと思います」
――来シーズンにつながる勝利はもちろんなのですが、菅井投手には投球の手応えを掴んでほしいですね。
渡辺「そうですね。来シーズンは先発ローテーションに入ってくるかどうかという位置にいると思いますし、今日が今シーズン1軍では最終登板になると思うので、自分の納得のいく投球をしてほしいなと思います」
――今シーズンはカード頭を中心に渡辺監督代行にお話を伺ってきましたが、シーズン中にお話を伺うのは今日で一区切りとなります。5月末から松井稼頭央監督休養後に監督代行にお話を伺って参りました。ファンの方もインタビューを楽しみにしていたと思いますが、渡辺監督代行も久々にレギュラーといった形でインタビューを受けてみていかがでしたか?
渡辺「当然私からファンの方へメッセージを発信するというのも大事なことだと思いますし、あまり歯切れのいい答えができなかったような気がしますけど、とにかくあと少し頑張っていきたいと思います」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー