壁も床も存在しない...だと? 岡山に恐怖の〝むき出し〟観覧車が爆誕していた件
岡山の遊園地に、スリル満点の観覧車があった......2025年3月23日、X上にそんな目撃情報が投稿された。
ジェットコースターやフリーフォールならともかく、観覧車って、そこまでスリルのあるアトラクションだったっけ?
一体、どんな観覧車だというのだろうか。
「昼むき出しの観覧車あって有り得んすぎた」
Xユーザーの電池芋(@6_m4he)さんがそんな呟きと共に投稿したのは、言葉通り、むき出しで吊り下げられた〝座席〟の写真。一般的な丸いゴンドラに紛れて、一つだけハダカである。
な、なにこれ。まさか、屋根も壁もない状態で一周しろと? 足を置くところもなさそうだから、ブラブラさせて......? 怖すぎるだろ!
3月24日、Jタウンネット記者の取材応じた電池芋さんによると、この観覧車があったのは、岡山県倉敷市にある遊園地「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド」。
「友人達と『正気じゃない』『描画距離バグってる?』と話していました」(電池芋さん)
一体どうしてこんなむき出し状態に?
Jタウンネット記者は4日、鷲羽山ハイランドを運営する鷲羽観光開発(本社:倉敷市)に話を聞いた。
絶叫、そして絶景
取材に応じた鷲羽観光開発・運営部長の山本一彦さんによると、同園では3月22日、パーク内にある地上60メートル、海抜170メートルの大観覧車「レインボーワープ」のリニューアルを実施した。
その一環で全46台のゴンドラの内の8台を体むき出し状態にし、新アトラクション「キョウテンジャー」として生まれ変わらせたという。
「鷲羽山ハイランドは、数種類のジェットコースターをはじめ、バンジージャンプなどの絶叫アトラクションが豊富な遊園地です。 瀬戸内海の眺望の良い立地を活かし、更におもしろいことが出来ないかと考え、『キョウテンジャー』の設置に至りました」(山本さん)
リニューアル以降、来園者からの反響も上々のようで、「怖い」「新感覚」「景色が良い」など様々な感想は寄せられているそうだ。
「公式YouTubeチャンネルの『キョウテンジャー』CMの再生数も15万回(4日時点)を突破しています」(山本さん)
オープニングキャンペーンとして、3月22日~5月6日までは、1人1回500円のところを無料で乗車できるフリーライドも開催中。
いつもとは一味違う観覧車を体験してみたい人は、この機会に思い切ってチャンレンジしてみては?
屋根も壁もないのはなかなかに怖いが、その分地上60メートルの風や空気、何より瀬戸内海の絶景をダイレクトに体感できるのは魅力的かもしれない。
ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド
所在地:〒711-0926 岡山県倉敷市下津井吹上303−1 アクセス:JR児島駅から下電バス13分/瀬戸中央自動車道児島I.C.から1分。瀬戸中央自動車道の児島I.C.をおり、一つ目の信号を右折、トンネルをぬけて信号を右折。左手には瀬戸大橋、右手に鷲羽山ハイランド。 公式サイト:https://www.w-highland.co.jp/