家庭で楽しむ個性派鍋レシピ3選〜常夜鍋から驚きのフルーツ鍋まで〜
静岡市の街頭インタビューをしたときに聞いた、“我が家の鍋”を再現。有名作家の好物「常夜鍋」に、家でも作れる「火鍋」、だまされたと思って試してみる「フルーツ鍋」。3つの鍋のレシピを紹介します。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへだしを使わない「常夜鍋(じょうやなべ)」
まずは国民的作家の大好物だったと言われる鍋料理「常夜鍋」。
まちの人:
向田邦子の本に出ていました。日本酒とニンニクを入れて、あとはあるものを入れるだけ
作家・向田邦子がエッセーで紹介したという常夜鍋は、「毎晩食べても飽きない」というのが、名前の由来なのだそうです。
常夜鍋は、なんと水と日本酒だけで作っていきます。「だしがない」というのが大きな特徴ですが、おいしくできるのでしょうか。
材料(2人分)
【材料(2人分)】
(スープ)
水 700ml
日本酒 300ml
ニンニク・ショウガ 各1片
(具材)
豚肉しゃぶしゃぶ用 400g
ホウレンソウ 1束
(タレ)
しょうゆ 適量
レモン 適量
作り方
1)水7:日本酒4の割合で鍋に入れ、加熱します。
2)皮をむいたショウガ・ニンニクを加えます。
3)ショウガのいい香りがしてきました! ほうれん草と豚肉を加えましょう。
4)しょうゆとレモン汁を好みの量で合わせてタレに。
火が通れば完成です。ニンニクやショウガが入っているので、ポカポカ効果も期待できそうですが、おいしさはいかに。
試食
水と日本酒だけで作った常夜鍋。しゃぶしゃぶのように、しょうゆにレモンを絞ったタレに付けて食べます。
にむらあつとリポーター:
うん、おいしい! お酒のおかげか、豚肉がものすごく柔らかい。酸味が強ければ強いほど、豚の甘みが引き立つので、だいぶレモン多めにした方がいいです
冷蔵庫の余りもので楽しめる簡単鍋。いろいろな食材で試してみてください。
意外と家でも作れる「火鍋」
続いては、温活にピッタリのうま辛鍋「火鍋」。
まちの人:
最近は火鍋を家で作ります。漢方が入っているので、体が温まります
火鍋を外で食べたことはありますが、家で作ったことはありません。実はスーパーに売っている調味料で簡単に作ることができるのです。
材料(2人分)
(スープ)
ニンニク・ショウガ 各1片
ごま油・豆板醤 各大さじ2
赤唐辛子 1本
花椒(ホール) 小さじ1
鶏ガラスープの素 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
日本酒 大さじ2
水 1L
(具材)
牛肉(薄切り) 200g
豆腐 1丁
白菜 2枚
小松菜 1/2束
ニンジン・長ネギ 各1/2本
エノキダケ 1袋
作り方
1)まずはごま油で赤唐辛子と花椒(ホアジャオ)を炒めます。
2)みじん切りにしたニンニク・ショウガ・豆板醤を加えてさらに炒めます。中華の香りがしてきますよ!
3)水・鶏ガラスープの素・オイスターソース・日本酒を加え一煮立ち。5分ほどでスープが火鍋の色になりました。
4)火が通りにくいものから具材を入れて煮込んだら完成です。
香辛料や調味料はお好みで量を調整してください。
試食
本場・中国ではラム肉が定番ですが、今回は薄切りの牛肉で代用しました。
漢方パワーも検証しようと、火鍋を食べる前に、にむらリポーターの体温を計っておきます。
36.5度。食後は体がポカポカになるのでしょうか。
にむらリポーター:
うまい! いろいろな具材のエキスが混ざった結果、ものすごいおいしさになっています。お店で食べる火鍋とは味が違って、だいぶ「よせ鍋」に近い、ごはんが進む味です
味は大成功、そして漢方パワーで体温は上がったのでしょうか?
にむらリポーター:
はい、36.5℃。そりゃすぐには上がりませんが、感覚で言えば体はぽかぽかしてきています
簡単に作れる火鍋。豚肉や鶏肉でも試してみてください。
信じて作ってみよう「フルーツ鍋」
続いては、新感覚の鍋料理を体当たり検証。街頭インタビューで盛り上がったのは「フルーツ鍋」でした。
まちの人:
パイナップルって以外とお肉と合うじゃないですか
パイナップルとお肉は相性がいいという意見を参考に、スタッフがレシピを調べてみましたが、おいしく仕上がるのでしょうか?
材料(2人分)
(スープ)
ニンニク 1片
赤唐辛子 2本
水 800ml
レモン汁 大さじ1/2
ナンプラー 大さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ2
塩 小さじ1/2
コショウ 適量
(具材)
パイナップル 1/4個
リンゴ 1/2個
豚ロース(薄切り) 120g
チンゲン菜 1/2束
豆もやし 1袋
ネギ・ニンジン 各1/2本
作り方
味の決め手はアジア料理に欠かせないナンプラー。「鍋にせずフルーツパーティーでいいんじゃない?」と半信半疑のにむらリポーターです。
1)鍋にスープの材料を全て入れて火にかけます。
2)煮立ったらパイナップル、リンゴ、豚肉、野菜を入れてさらに一煮立ちさせれば完成です。
にむらリポーター:
見た目はスイーツ作りですが、匂いはナンプラーなので、この段階ではびっくりするぐらいミスマッチです
試食
完成した「パイナップルとリンゴのフルーツ鍋」。果たしてその味は。
にむらリポーター:
おいしいぞ! 一つになった結果、酸味も甘みもありコクもあり、初めて食べる味ですがおいしい。パイナップルも悪くないね!
お肉を巻いてパイナップルを食べると、パイナップルの酸味だけが残って味のアクセントになります。酢豚のパイナップルが苦手な人は好きではないかもしれませんが、想像していたよりおいしい鍋でした。
まとめ 新たな鍋レシピで冒険を
冷蔵庫の残り物で気軽に作れる「常夜鍋」。意外にもスーパーで手に入る材料だけで本格的な味わいになる「火鍋」。食卓に新しい風を吹き込みたい方におすすめな「フルーツ鍋」。
今回ご紹介した3つの鍋は、どれも家庭で手軽に作れるのが魅力。この記事を参考に、あなたも新しい鍋の世界を探検してみてください。