プロ考案。ソースから作る煮込みハンバーグのレシピとコツ
缶詰なしで作る絶品煮込みハンバーグ♪
煮込みハンバーグは、コクのあるソースが染みて旨味が増すのが魅力。ご紹介するのは、ジューシーなハンバーグを深みのあるソースで煮込むレシピです。特別な材料なしでおいしい煮込みハンバーグが作れまますよ。
家族からは「このソースをパスタに絡めて食べたい」「ごはんにかけてもおいしそう」と好評。筆者はマッシュポテトやパスタを添え、ソースを絡めながら食べるのがお気に入りです。
身近な材料で本格!一から作る煮込みハンバーグのレシピ
調理時間:50分
保存期間:冷蔵で2日、冷凍で約2週間
ソースから手作りする煮込みハンバーグのレシピです。デミグラスソース缶やスパイスなど特別な材料は使わず、身近な調味料のみで作ります。ふんわりやわらかいジューシーなハンバーグと、深いコクとほのかな甘みが親しみやすいソースは相性抜群。肉汁を閉じ込めるポイントや、深みを出すコツをおさえて作ってみてください。
材料(4個分)
ハンバーグ
合い挽き肉:400g
玉ねぎ:1/2個
パン粉:20g
卵:1個
牛乳:大さじ1杯
塩:小さじ1/2杯
粗挽き黒こしょう:ふたつまみ
オリーブオイル:適量
ソース
ケチャップ:大さじ4杯(約70g)
中濃ソース(とんかつソース):大さじ3~4杯(50~70g
玉ねぎ:1/2個
薄力粉:大さじ1杯
牛乳:大さじ2~3杯
しょうゆ:小さじ1杯
水:200cc
バター:20g
プロ直伝!おいしく作るポイント
薄力粉と玉ねぎは薄茶色か濃い茶色になるまで炒めてコクを出す
合い挽き肉と塩をしっかり練って肉汁を閉じ込める
ハンバーグの表面を焼き固めてから煮込んでジューシーに仕上げる
下ごしらえ
・ハンバーグ用の玉ねぎはこまかいみじん切りにする
・ソース用の玉ねぎは繊維を断つように薄切りにする
作り方
みじん切り玉ねぎを炒めて冷ます
オリーブオイルを適量フライパンに引き、みじん切り玉ねぎの色が透き通ってしんなりするまで炒めます。玉ねぎに火が入ったら皿に広げて冷まします。熱いままハンバーグのタネに加えると、合い挽き肉の脂が溶けてジューシーさが失われます。
ソースを作る
薄切り玉ねぎと半量のバター(10g)を中火で炒めます。
玉ねぎがやわらかくなったら火を止めて薄力粉をふるい入れ、残りのバター(10g)を加えます。
ヘラで練るようにしっかり混ぜながら、玉ねぎが茶色になるまで中火で5分以上加熱します。濃い茶色になるほどコク深いソースに仕上がります。
水を2回に分けて加えて混ぜます。しっかり煮立たせてとろみがでたら、ケチャップ、中濃ソース、しょうゆを加えて混ぜて火からおろします。
合い挽き肉と塩を練る
合い挽き肉と塩をボウルに入れてよく練ります。繊維のような糸が出て、ボウルの内側に白い脂がつくまでしっかり練ると、肉汁が逃げないジューシーなハンバーグに仕上がります。
残りの材料を加えて混ぜる
パン粉、卵、牛乳、粗挽き黒こしょう、炒め玉ねぎを加え、均一な状態になるまで手早く混ぜます。
成形する
手に薄くオリーブオイルを塗り、手のひらでキャッチボールするように往復させて俵型に成形します。しっかり煮て火を通すため、薄く伸ばしすぎる必要はありません。手の熱でタネがダレてくるため、すばやく作業するのがコツです。
フライパンで両面を焼く
フライパンにオリーブオイルを多めに入れて熱し、ハンバーグのタネを並べ、中心をかるく押してへこませます。中火で2~3分焼いて返し、さらに2分ほど焼きます。両面がしっかり色づくまで焼きます。
ソースを入れて煮る
2をハンバーグにかけ、蓋をして弱火で10分煮て火を止めます。
ソースに牛乳を加えて盛り付ける
ハンバーグを取り出して皿に盛り付けます。フライパンに残っているソースに牛乳を加えて混ぜます。ハンバーグにたっぷりかけて完成です。牛乳を加えることでまろやかなコクのあるソースに仕上がります。
よくある質問
豚や鶏ひき肉でも作れますか?
豚ひき肉で作るとやわらかい肉団子のように、鶏ひき肉で作るとあっさり仕上がります。どちらもソースの味付けとなじみやすいです。豚ひき肉を使う場合は、牛乳の代わりに酒を入れて臭み対策をしましょう。
ケチャップの代わりにトマト缶でも作れますか?
作れます。トマト缶を煮詰め、適量の砂糖と塩で味をととのえてから使ってください。ケチャップを使うより本格的なソースに仕上がります。
余ったソースは何に使えますか?
余ったソースはパスタに絡めたりオムライスにかけたりできます。保存容器に入れて冷蔵で1~2日ほど保存可能です。保存する場合は牛乳を加えてから煮立たせてください。
煮込みハンバーグでおしゃれな食卓を楽しみましょう
煮込みハンバーグは手軽に作れておしゃれな雰囲気を演出できるため、記念日やイベントがある日にもぴったり。ケチャップやソースを使えば簡単に味付けでき、煮込むため焦がしたり生焼けになったりする失敗も少ないのも魅力です。ぜひポイントをおさえて作ってみてください。
ライター:korokoromaki