<別居婚を選んだ>夫婦喧嘩は避けられるけれど子どもはパパと離れて大丈夫?経験者からのアドバイス
都内在住、3歳のお子さんと犬1匹と暮らす投稿者さんが、ママスタコミュニティに投じた「別居婚」についての悩みが話題を呼びました。
『将来、両親をそばで支えたいという理由から、私の地元への移住を希望しています。旦那からは反対されましたが諦めきれず、遠距離の別居婚をすることにしました。子どもは私と一緒に暮らします。隔週で旦那が子どもに会いにくる予定ですが、それでも子どもに寂しい思いをさせないか心配です。ちなみに別居婚の理由は夫婦喧嘩が多いこと。ある程度距離をおいた方が、お互いを大切にできるのではないかと考えました』
別居婚を決めた投稿者さんですが、パパと離れて暮らすことになるお子さんに寂しい思いをさせないかとの不安もあるそう。またお子さんが幼稚園に入る前か、小学校に入学する前かで移住のタイミングも悩んでいるようです。この投稿にさまざまな経験を持つママたちから共感やアドバイスが寄せられました。別居婚を肯定的に捉える声、慎重派に考える意見、そして実際の経験談を通じて、子育てと夫婦関係の両立について考えます。
別居婚でも大丈夫だと思う
まず、別居婚に対して「問題ない」と肯定する意見を紹介します。単身赴任でパパと離れて暮らす家庭もあり、お子さんへの影響も限定的だと考えるコメントがありました。
『世の中、旦那が単身赴任で離れて暮らしている家庭なんて山ほどいるし、その辺は大丈夫だと思うよ』
『うちは単身赴任だけれど、特に子どもが寂しがるとかはなかったよ。旦那が激務で週末しか子どもと接点がない家庭もたくさんあると思う』
子どもの頃に親の別居婚を経験したママの声は印象的でした。
『親が別居婚だった。毎日怒鳴り合いで喧嘩されるより、別居していた方が静かで落ち着いて暮らせたよ。寂しがるかどうかは、子どもがパパに懐いているかにもよると思う』
お子さん目線のコメントは、投稿者さんの心に響いたのではないでしょうか。
別居婚への慎重派意見
一方で、別居婚は慎重に考えた方がいいという意見も多く寄せられました。
『将来親を支えたいがなぜ今? 将来の親より、今いる子どもと旦那が1番大切だと思うけれど。単身赴任とかの理由と違って、喧嘩多いからっていう理由ならいずれ浮気、離婚もありそう』
『全部中途半端だね。旦那とやっていく覚悟がないからこの結果になるのではないかな。絆もないのに離れたら心も離れるよ』
お子さんの年齢や夫婦関係の背景から、離婚や浮気のリスクがあることがその理由のようです。仕事やお子さんの保育園、もし病気になったらなど、投稿者さんは子育ての現実をどこまで具体的に考えているでしょうか。ワンオペ育児の負担や、別居すると心の距離が広がるリスクも出てきそうです。今回の「別居婚」は、投稿者さんが両親をそばで支えたいという思いもあります。ご両親もスープの冷めない距離に娘と孫がいることは嬉しいでしょう。でも娘の家庭を壊してまで近くに住んでほしいと思っているでしょうか。今度旦那さんも同席の上、ご両親に今一度その確認をしてもいいのかもしれません。
経験者のリアルな声
実際に別居婚や単身赴任を経験したママたちからは、お子さんと夫婦関係への影響について具体的な体験談が寄せられました。
『うちは単身赴任でもほぼ毎週帰ってくる。子どもとは平日でもゲームアプリでも繋がっていた。成人した今でも普通に仲いいよ。今はほぼ毎週末夫婦でデートしている』
『単身赴任でもう15年ほど別居しているけれど、育児に対してどうしてもタイムラグがあった。子どもが反抗期のときは大変だったよ』
『子ども2歳で事情があり別居婚している。旦那が帰るときはみんなで一緒にねんねしたいと子どもが言うようになった。やっぱり寂しい思いはするのではないかな。だからやっぱり同居した方がいいのかなと悩んでいる』
お子さんが小さいうちはパパの存在を「特別な遊び相手」と捉える一方、パパがなぜいつも家にいないのかを疑問を持つ場合もあるようです。お子さんを軸にすると少し考え方が変わってきそうですね。
自分らしい選択を、家族の声も聞いて
別居婚を選ぶ背景には、投稿者さんの両親への思いや夫婦関係の問題があるよう。しかし投稿者さんにはまだ小さなお子さんがいます。3歳という年齢はパパとの絆を築く重要な時期です。今はいったん我慢をしてお子さんが小学校に入り、パパよりも友だちを選ぶ年齢になってからのタイミングで考えるのも1つの手ではないでしょうか。大切なのは、子どもにとってのパパの存在感を保ちつつ、夫婦がお互いを尊重できる関係を模索すること。投稿者さんが考える「冷却期間」としての別居が、家族の絆を深める1歩になるか、距離を広げる結果になるかは、事前の準備と話し合いに委ねられます。ご両親や旦那さんと改めて話し合い、お子さんの未来と夫婦のあり方をじっくり見つめ直すことが、投稿者さんにとって最善の選択に繋がるかもしれません。